スコアブックの概要
下の図はスコアブックです。スコアブック全体でなく、一部を抜粋したものです。(説明をしやすいように,色をつけている。)この表の中に、選手の行動(打球の行方、走塁など)やボールカウントを記入することになります。メーカーによって、スコアブックの形が微妙に違うのもありますが、大差はないので、そんなに問題はありません。
- 青色ゾーン:ボールカウントを記す。
- 黄色ゾーン:選手の行動を記す。
- 赤色ゾーン:ゾーン内の数字は、イニング数。
- 緑色ゾーン:選手名を書く。ゾーン内の数字は打順
ここで重要なのは、青色ゾーンと黄色ゾーンです。その部分だけを抜粋すると下の図のようになります。
黄色ゾーン + 青色ゾーン= ボールカウント欄 + 行動記録欄
スコアカードひとつは、1打席分です。三者凡退なら、三打席なので、スコアカードは三つ必要です。スコアブックは「スコアカードの集合体」とも言えます。ただ、スコアブックとスコアカードの違いはあいまいになっていることが多く、混用してもさして問題はありません。(状況によっていとも簡単にわかる)以下、「スコアブック」と表記します。
下の図は普通のスコアブックです。1打席分は4つに区分されます。一般的には、右下が一塁、右上が二塁、左上が三塁、左下が本塁です。したがって、右下のゾーンからスタートして。進塁によって各塁を埋める流れになります。

- 一塁:右下。一塁に行くまでの選手の行動・結果を記します。三振などで、アウトにになっても右下のゾーンに記入します。
- 二塁:右上。二塁への進塁、アウトを記します。盗塁も書きます。
- 三塁:左上。二塁と同様。
- 本塁:左下。本塁でのプレーを記入します。
- 結果: その選手の最終結果を書きます。(得点・アウト・残塁)
ひとつ例を示します。一番打者の打席です。記号は分からなくてもOKです。あまり神経質にならないでくださいね。スコアブックの記入の流れを、何となくで良いから、頭の隅に止めておいてください。

- 一塁:左中間のヒットで進塁した。
- 二塁:2番打者のときに、盗塁成功。
- 三塁:2番打者のときに、進塁した。
- 本塁:3番打者のときに、ホームイン。
- 結果: 生還した