ヘイムダル系のルーン

■ ハガル

ひょうを表すルーンです。25個の中で、ひょうを表すルーンがあるなんて、いかにも北欧らしくありませんか?他にも、イスという、氷を表すルーンもあります。

ひょうは突然落ちてきます。晴れた日でも降ることがあります。当たると痛いです。穀物を荒らして作物に大きな被害を与えますから、良い意味のルーンとは言えません。

タロットの塔と意味が非常に似ています。このルーンが出ると、予期せぬ災い,突発的なことを示します。占いでこのルーンが出たら、注意が必要です。周りのルーンを見て原因を探ってください。物事を慎重に進めるべきかもしれません。正逆なし。

■ ニイド

ニイドは必要性を表すルーンです。英語のNEEDは、このルーンと同じ語源だといわれています何かを求めているといった感じのルーンです。物質的な不足を表しているかもしれないし、精神的な飢えを表しているかもしれません。質問の内容によって、周りのルーンによって読み取っていきます。もしかしたら、何か助けを求めているかもしれません。恋愛や対人関係を占うときは、特に要注意です。

「これをやりたい。」と思っても、中々うまくいかない事が多いです。そんなときは、「やりたい。やりたい。」と騒ぐだけではなく、時にはその事に関して再考する事も重要です。時には、現状を維持する事も重要です。無闇につっこみすぎて、大変な事になる事もありますから。戦いだって、時には退却することだって重要だし。「何かをしたいが、中々上手くいかなくて(できなくて)・・・」といった質問を占うとき、このルーンが出たら要注意です。

■ イス

氷を表すルーンです。英語のICEの語源です。氷は北欧の人にとって、なじみが深いもので、また最も恐れられていた象徴です。氷は物を閉じ込めその場をとどめます。停滞を表します。

&このルーンが出たら、物事は停滞するといった解釈ができます。しかし、いつまでもストップしているわけではありません。北欧でも冬のあとには必ず夏がやってきます。太陽が差し込む夏が・・・・。氷が溶けるまでじっくり待つことが重要です。タロットの吊るされた男や死神にも似ている面があります。

北欧では、日本のように春夏秋冬といった四季の概念がありません。1年は夏と冬のふたつに分かれるといった概念がありました。北欧では白夜という現象があり、夏は1日中太陽が差し込み、冬はほとんど太陽の光がありません。二季と言う考えは、白夜の影響だと考えられます。正逆なし。

■ ヤラ

収穫を表すルーンです。一年のうちに様々なイベントが起こり、時がたち、やがて作物の収穫の時期もやってきます。刈り入れの時期です。収穫は、苦労の成果が現れています。大きな成果が現れている人も、そうでなくてもそこそこの成果が現れています。作物の収穫のように、あせらない地道な努力が、良い成果を呼ぶルーンです。

北欧ではやせている土地が多く、育つ作物は制限されています。日照りやかんばつ、霜やひょうなど乗り越えて、作物は成長します。しかし苦労があるほど、喜びも大きいものです。人間だって、苦労する事によって成長することだってあります、時には挫折する事もありますが、その挫折もまた成長する糧になるのです。正逆なし。

■ ユル

イチイを表すルーンです。イチイは厳しい冬でも、緑の葉を落とさない、我慢強い木です。13はキリスト教では、非常に縁起の悪い数です。タロットでも13は死神になります。イチイの木は、幹が強いのでヨーロッパでは弓や槍の材料になっていました。そのためイチイは、死を表すルーンであります。他にも、忍耐強いとか、打たれ強いという意味もあります。

しかし死と生は隣り合わせの関係です。死だけではなく、再生も表すのがこのルーンです。ユルが出たら、ひとつのサイクルの終り,つぎのサイクルが始まる事を表しています。

タロットの「死神」と意味が似ています。「死神」は、当然死という意味もありますが、再生という意味もあります。生と死は隣り合わせの関係なんですから。

タロットでは逆位置が存在するが、このルーンには逆位置が存在しません。したがって再生なのか死なのかは、周りのルーンや状況によって判断しなければなりません。良いルーンにもなるし、悪いルーンにもなります。(タロットの死神は、逆位置の方が良い意味になる。月も逆位置の方が良い意味。例外もあるけど・・・)正逆なし。

■ ペオース

偶然を表すルーンです。ハプニングや偶然は、私たちにとって味方になる事もあるし、敵になる事もあります。正位置は運命が味方になり、逆位置は運命が敵になるといった感じです。

タロットの「運命の輪」と似ています。運命はリングや時計のようにくるくると変化するものです。今がいいからって、油断は禁物です。悪くても行動しだいでは、希望の光が差し込むことだってあるのです。

北欧神話でも、運命の3女神ノルンがいます。ノルンの決めた運命には、どんなものも逆らえないと言われています。ウルド(過去)、ヴェルダンディー(現在)、スクルド(未来)の3人。ちなみに、スクルドはヴァルキリーの仲間。

ヴァルキリーとは、死んだ戦士達をヴァルハラというオーディンの宮殿(または、フレイヤの宮殿)に運ぶ女神の総称を指します。もちろん、ヴァルキリーは沢山いることになります。死んだ戦士は半分はオーディンのところへ、半分はフレイヤのところに送られます。(オーディンは剣,魔法をフレイヤは魔法を教えるらしい。)

■ エオロー

大鹿を表すルーンです。大鹿は、仲間を作って生活するのでヨーロッパでは友情や仲間のシンボルとされていました。このルーンが出ると、友情が大きなポイントになる事を暗示しています。

もちろん恋愛とかでも、同じことが言えます。ただ友情を強く表すルーンなので、友情に近い恋愛になりそうです。幼なじみの人が好きになるかもしれませんね。男女対等の恋愛が良いようです。大鹿は非常にがっちりしている体格をしている事から、人や流行に簡単に流されないといった面があります。

■ シゲル

太陽を表すルーンです。太陽がつく言葉は響きがいいですね。「わが社の太陽」「太陽の子」とか。太陽は生命に力を与えてくれます。曇り空でも、いつかは太陽が見えるようになります。悪い状況でも、光が入る事を暗示しています。とにかくあきらめない事が重要です。

生命力や活動力、情熱を表すルーンでもあります。北欧の人にとって太陽は、ものすごく神聖視されていました。北欧では白夜という現象があります。そのため、冬の時期太陽が見えなかったのです。だからこそ、余計に太陽は重要な存在だったのでしょう。正逆なし。

このルーンは、ヒトラーも民衆を結集させるために(ファシズムに導くため)利用していたルーンなのです。

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