フレイ系のルーン文字

■ ウィルド(ブランクルーン)

ブランクルーンとも呼ばれています。占いでこれが出ると、自分の力ではどうにもならないような、宿命的なことを暗示しています。あと大きな変化、思わぬ事、思いもしない発見なども指します。北欧神話では、運命の3女神ノルンが決めている事だと考えていました。ノルン達が導く未来は、吉なのか凶なのか?それは周りのルーンの状況で判断します。

こういった解釈もあります。質問者のポテンシャル(潜在能力)を表す事もあるのです。(とくに就職や受験を占うとき。)その力は、自分では気づいていないかもしれません。これも、どんな力かはまわりのルーンで判断します。正逆なし。

 タロットで言えば、愚者と意味が似ています。愚者は、意味が一定していなくて解釈するのがとても難しいカードです。このルーンが出たら、周りのルーンに注意を払ってください。

■ フェオ

フェオは家畜を表すルーンです。家畜は私たちが生きていく上で欠かせない重要な存在のひとつです。厳しい環境に住む北欧の人々にとって、家畜は貴重な財産でした。現在で言えば家畜というよりもお金や物を指す事が多いようです。金運でこれが出たら、ラッキーです。

ただこのルーンを、お金や財産オンリーで解釈しては、幅が狭くなります。家畜は子を産んでどんどん増えていくように、物事がどんどん発展していくという意味も考えられます。

また恋愛とかにも恵まれています。情熱的な相手がやってくるでしょう。ただ、受身的な恋愛のほうが多いです。交際が始まると、相手を尽くすようになるルーンです。

このルーンは、豊饒の神フレイ(またはフレイヤ)を表すルーンです。フレイは恋人と付き合うために、自分の剣を手放してしまいます。また、フレイは豊饒の神だったので、北欧の農民は,彼を強く信仰していました。 周りのカードが悪いと、同じ目標達成でもその過程にはハードルがあると読めます。タロットでもルーンでも、周りのカードに目配りする事が重要です。

■ ウル

ウルは、古代の野生牛を表すルーンです。(今はもう全滅している。)フェオとはどう違うかというと、フェオは飼いならされた牛のように、おだやかな性格をあらわすのに対して、ウルは野生の牛のように、ダイナミックで荒々しい性格をあらわします。

こうしてみると、ウルはタロットの「戦車」に似ている面もあります。このルーンが出ると、大胆な行動をとるタイプだと読めます。北欧神話のトールに似ています。

しかし、ウルが行き過ぎると、無鉄砲になったり暴力的になったりもします。また行かなさ過ぎると、非協力的になったり、臆病になったりもするのです。

■ ソーン

巨人、トゲを表すルーンです。「わかってるけど、やめられない。」「危険だと分かっても足を出してしまう。」・・。衝動的なことを表します。また、ボス的な存在を表す事もあります。統率力は抜群ですが、このルーンでは行き過ぎた状態を表します。

 時には退却だって重要です。いつまでも、戦ってばかりいては身を滅ぼすことだってあるのです。現在風にに言えば、「休憩をしたほうが良い、頭を休めたほうが良い。」と言った感じになります。

このルーンが出たら、「冷静な判断を要する。短絡的にならないで。」「慎重に考えて。」「目先の事ばかりとらわれてはいけない。」と警告をしているようです。正逆位置はとらない

■ アンスール

口を表すルーンです。口は言葉を発する器官です。このルーンは、言葉やコミュニケーションを表します。はっきりと言うことによって、良い方向に導けるというルーンです。

恋愛や対人関係は非常に良い意味を持ちます。自分の気持を伝える事が上手いですから。またこのルーンは、オーディンと強く関与しているルーンです。オーディンは非常に頭の良い神ですから、知性をあらわすこともあります。特に前述のように、言葉に関する知性が優れていると読めます。ただ、ちょっとクールな面もあります。時には、頭ばっかり使わずに、感情をぶつけることも重要です。

しかし、「口は災いの元」ということわざでもある通り、しゃべりすぎには注意しましょう。また、口先ばっかりにならないように。上手い話にだまされないように注意しましょう。

■ ラド

車輪、車を表すルーンです。車や戦車は古代・中世では、旅をするのに重要な移動手段でした。このルーンは旅行や引越しを表すことがあります。恋愛でこのルーンがでたら、旅先で恋をする,ドライブや文通で恋が芽生えると言った解釈ができます。新しい旅のお守り、新しい出会いの知らせや、電話や訪問なども表しています。車輪といったら、なにをイメージするかが重要なポイントです。

また、馬車を使って旅をすることから、物事の変化・変革を暗示していることもあります。車輪のように、変化が早いということです。今の状態に満足できず新しいものを求めている途中かもしれません。逆位置の場合、変化に対応できないことが裏目に出る恐れがあります。また、恋愛の場合、遠距離恋愛や別居結婚が失敗する可能性が強いです。

■ ケン

ケンは火を表すルーンです。火はどの社会でも、熱くそしてダイナミックなエネルギーを表しています。(いや、もしかすると水や氷の方を火よりもダイナミックなエネルギーとする地域もあるかも。)このルーンは、勇気,情熱,そして熱い愛を勝ち取る事を意味しています。自信を持って行動すると吉と読めます。

フェオと似ている面もあります。しかし、フェオは物質的な面を表す事もあるが、ケンは精神的な要素が強いようです。燃えさかる炎は、一旦心に決めるとまっすぐに突っ走ります。正義感が強く、曲がったことが嫌いな面もあります。

職人を強く表しているルーンです。精錬されたもの(例えば剣とか盾)を作るには、高温の炎が必要でした。そのためには、石炭の純度が決め手になります。炎はその点でも重要な存在です。

しかし炎は、一歩間違えると、火事のように恐ろしい事にもなります。同じ火でも情熱の炎になる事もあるが、一歩間違えると嫉妬の炎になる事もあるのです。この判定は、周りのルーンや状況で判断しなければなりません。

■ ギュフ

贈り物を表すルーンです。フレイヤと強く関係しています。フレイヤは恋歌を聞くのが好きで、恋の相談に乗るのも好きです。キャッチフレーズは「すべての神の恋人」といわれるくらい・・・・。(むむ。おそろしい・・・・。しかしキリスト教の影響で、フレイヤは淫婦扱いされた・・・・。本来フレイヤは愛ばかりでなく、豊饒の神でもあったのだが・・・。)

このルーンは、大きく分けて二つの意味があります。ひとつは神からの贈り物、すなわち天性や才能の事です。もちろんどんな才能が与えられたかは分かりません。それを見つけるのが自分なのです。

もうひとつは、名前の通り贈り物。誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなんかがその例です。

才能を強くあらわすルーンです。何かポテンシャル(潜在力)があると読めます。特に勉強や仕事を占うとき、このルーンが出たら、慎重に読み取ってください。(周りのルーンに着目して。)

贈り物ですから、社交性があるとか、相談に乗るのが得意とか、いろいろ解釈できます。さらに、社交性なので「好奇心旺盛」「少し変わった事がすき」と解釈出来ます。

他にも、切磋琢磨な関係であるとも読めますね。物ばかりでなく、精神的なものを送りあうといった解釈も出来ますから。ちょっとした言葉だけで、一生心に残ることだってあるのです。贈るものは何も物ばかりではありません。

文通や交換日記、メールなんかもそうですね。いわば心のキャッチボールみたいなものです。昔は、和歌を交換したこともあったからね。今は言葉の贈り物というものを見失ってる感がします。もしかして、掲示板やメール、チャットなどは、お互いに言葉の贈り物を届ける手段なのかも知れません。ホームページだってそうかもしれない。しかし使い方を間違えると凶器になりますが・・・・。正逆なし。

■ ウィン

ウィンは、勝利や喜びを表すルーンです。英語のWIN(勝利)の語源になったといわれています。このルーンが出たら、豊かな状況,心が満たされている状況を表すことがあります。

パーティー、試合の勝利、テストで良い得点をゲット、ギャンブルに勝った、告白が成功したいろいろな勝利や喜びがありますね。しかし、それだけで全てが終わったわけではありません。今のままに満足せず、つぎのステップにむかう姿勢が大事なんですから。

このルーンは、芸術的な要素も強いルーンです。人を笑わせたり盛り上げたりする事が得意といった感じです。センスが優れていて、ファッションやアート関係の仕事とかが向いています。反面、普通のサラリーマンとかは向いていません。企画部とかなら、話は別かもしれませんが・・・・。

それでは、逆位置はどうなるでしょう。心が満たされすぎると、つぎの目標を見失う可能性があります。ちょっと出来たからって、浮かれたり威張ったりする事がありますが、謙虚になるべきです。油断は失敗を生むことだってあるんですから。対策としては、「次のステップをもて。別の目標を持て。」など。

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