下の図の色は、青の色相のグループを集めたものです。 この中には鮮やかな青もあれば、くすんだ感じの青もあります。 また暗い青や明るい青、パステルっぽい青もありますね。
このように”明るい””暗い””あざやか””くすんだ”などの 色の調子を、トーンと呼びます。トーンは「色の明るさの度合い」と 「色味の強さの度合い」によって決まります。明度と 彩度をひとまとめにして、直感的に色の印象を表した ものがトーンなのです。
色は三属性で表すことができます。明度と彩度と色相ですね。 しかしトーンを使えば、色を色相とトーンの二属性で表すことが できます。
「色相は青で、明度は8で、彩度が38」と言う代わりに、 「ペールトーンの青(パステルトーンの青)」と言えば、 色の印象が直感的に分かります。これは大きい。普段の生活で 色を活用するときは、分析する色を色の三属性で見るより、 色相とトーンで見た方が、はるかに楽であるし実用的です。 (俺も普段は色を色相とトーンで捉えている。)
純色とは各色相の中で最も鮮やかな色です。【ビビッドな色】と言うこともしばしばあります。彩度が非常に高いトーンです。非常に目立ちます。とくに暖色系(赤,オレンジ,黄色など)は、この傾向が強いです。
純色に白を混ぜてできた色を明清色(ティントカラー)、純色に黒を加 えてできた色を暗清色(シェードカラー)と言います。両方を合わせて 清色と言います。【濁っていない】特徴があります。
明清色の例です。
暗清色の例です。
純色にグレイを加えてできる濁った調子の色を中間色と言います。これらのトーンを中心に使った配色をトーナル配色と呼びます。トーナル配色のイメージとして、「地味、おだやか、落ち着き」などが挙げられます。
色彩検定ではPCCSが使われます。色彩検定受験者は、これを覚えないと何も始まらないといっても過言ではありません。下の図はPCCSのトーン図です。横軸が明度で、縦軸が彩度です。
トーン名 | 記号 | イメージ |
ペールトーン | p | うすい |
ライトグレイッシュトーン | ltg | 明るい灰みの |
グレイッシュトーン | g | 灰みの |
ダークグレイッシュトーン | dkg | 暗い灰みの |
ライトトーン | lt | 浅い |
ソフトトーン | sf | 柔らかい |
ダルトーン | d | 鈍い |
ダークトーン | dkg | 暗い |
ブライトトーン | b | 明るい |
ストロングトーン | s | 強い |
ディープトーン | dp | 深い |
ビビッドトーン | v | さえた |
トーン図のもっと詳しいバージョンも作りました。ファイルが非常に大きいです。
「このような図もあるんだな」くらいで良いです。演習問題として、「純色,濁色,暗清色,明清色」は どのトーンに近いかを考えてみてください。
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