身の回りには様々な配色があります。色の組み合わせが 心地よい配色として、私たちに伝わるとき、その配色は 調和していると言えます。色が調和している状態とは、 「統一」と「変化」のバランスがとれていることを指します。
もちろん状況によっては、統一がメインであったり、 変化がメインであったりします。統一感が主にあり、 その中に変化のある調和を「類似の調和」と言い 、逆に変化が主にあり、その中にある種の統一感がある 調和を「対照の調和」と言います。
「類似の調和」→統一感が中心→色相やトーンを統一する。
「対照の調和」→変化が中心→色相やトーンを変化させる。
ここでは様々な配色テクニックを紹介します。これらの 用語を覚えると、配色の幅が広がります。
単調な配色の中にアクセントカラー(強調色)を少し入れることを アクセントと言います。少し入れることによって、配色全体が 引き締まります。
対照の性質同士を組み合わせた配色をコントラストと言います。 色の明度、彩度、色相、トーンを変化させます。(1)は明度コン トラスト、(2)は彩度コントラスト、(3)は色相コントラスト、 (4)は色相&明度コントラストの例です。
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
グラデーションとは、リズミカルに色を変化させる配色です。 音楽のようにリズム感を表現する効果が得られます。
セパレーションとは「分離」を意味します。色と色の間に、 別の色を挿入することによって、配色を引き締めたり、落ち着かせたり します。
下の2色の配色はぼけて見えます。色と色の間に、暗い灰色を 入れることによって、よりハッキリした配色になっています。セパレーションに 用いる色は、無彩色が中心です。有彩色を使うこともあります。
→ |
次の配色は、赤と緑の補色配色です。補色配色の場合、ギラギラと し過ぎて目にきついです。ギラギラ見える現象をハレーションと言います。 ハレーションを抑えるためには、セパレーションカラーとして無彩色を 用いると、配色を落ち着かせることが出来ます。
→ |
この配色パターンは身の回りにたくさんあります。ステンドグラス、 スーツのワイシャツ、ベルト、重ね着など、セパレーションはかなり 重要な配色テクニックです。覚えても罰は当たりません。個人的に は、配色用語の中で一番知って欲しい用語です。
何色かで一つの柄を作り、それを反復させることによって、 調和の取れた配色にすることをレピテーションと言います。 統一感に欠けている柄を反復させると、効果的です。 ブロックチェックやギンガムチェック、タータンチェックなどが 好例です。
SEO | [PR] おまとめローン 花 冷え性対策 坂本龍馬 | 動画掲示板 レンタルサーバー SEO | |