色をグループ分けしてみよう

かきた「ところでスラリン君。色の名前ってたくさんあるけど、いくつか挙げてみて?」

スラリン「水色でしょー。あと赤、青、黄色、緑とかいっぱいあるよね。メタルスライムくんは銀色だし、スライムベス君は朱色だねー。」

かきた「アーマー君は?」

アーマー「・・・黒とか白。あと灰色も。」

かきた「うんうん、色ってたくさんあるよね。周りを見渡すだけでも様々な色があるし。」

スラリン「森は緑だけど、よーく見るといろいろな緑があるよね。明るい緑だったり、暗い緑だったり、黄緑や青緑とか。」

かきた「そうスラリン君の言うとおり、一口に緑といってもかなりたくさんあるんだ!! これは人間の場合だけど、人間は約1000万色の色を識別できるらしいぞ。」

スラリン「すっごいー1000万色も見えるの?」

アーマー「俺たちはどのくらい見えるんだろう?」

かきた「それはちょっとわかりませんねー。さまようよろいの目の研究 が進めば、わかるかもしれないけど・・・。(でもさまようよろいって 目があるのか?)」

スラリン「目に見える色ってたくさんあるよね。言葉の数以上に。」

かきた「そう!!だから色を扱うときは、闇雲に使っても、組み 合わせが悪いと、汚くなったりするんだ。センスがよければ、きれい になることもあるんだけどね。」

アーマー「だけど、こんなにたくさんある色をどう使えばいいんだろう?」

かきた「色使いがうまくなるには、まず色について知ることが 重要。色には、どんなしくみがあるのか?今回はそれにつ いて触れるぞ。」

かきた「まず下の図を見て。」

スラリン「わぁぁ、すっごいいっぱい色があるね。」

かきた「これを二つのグループに分けるとこうなる。上のグル ープは無彩色、下のグループは有彩色。」

アーマー「無彩色は"まほうつかい"の定番のファッション だな。俺の体は青だから有彩色だな・・・。」

スラリン「ドラキー君は無彩色っぽいけど、ちょっとだけ青みがあるよね。 だから有彩色だね?」

かきた「GOOD!!二人ともそのとおり!!スラリン君の水色 も有彩色だね。このように、色みのある色を有彩色と呼び、色み のない色を無彩色と呼ぶんだ。この二つの用語は覚えよう。」

アーマー「有彩色と無彩色か・・・」

スラリン「でも無彩色って味気ないよねー。なんか単調というかさー 。有彩色のほうがきれいだなー、僕は。」

かきた「うん、確かに無彩色は単調なイメージがあるよね。だけど" 味気ない"からこそ活躍できる場面もいっぱいあるんだ。」

スラリン「たとえばどんな風に?」

かきた「オラクルベリーの近くの修道院にいったことある? あそこにはステンドグラスがあるよね。」

スラリン「あるある。とってもきれいだよね。 いろいろな色のガラスがあるし。」

かきた「もしこのステンドグラスの黒いふちどりが、なくなったらどうなる?」

スラリン「うわぁなんかギラギラしてるなぁ。とてもきれいとはいえないよ。」

かきた「そう。ここで"味気ない色"である無彩色が活躍するんだ。 鮮やかな色同士が、べったりくっつくと、ぎらぎらして見える。そこで黒 や白などの無彩色を、有彩色の間に入れるんだ。そうするとぎらぎら感( ハレーション)を抑えることができる。」

スラリン「へぇぇ黒も侮れないんだね。」

かきた「そう"味気ない色"だからこそ、"味気ある色"同士の仲介 役になれるんだ。ちなみにこの配色技術をセパレーションと呼ぶ。詳しくは 後で説明するけど、これは覚えておいても損はしないぞ。」

かきた「今回は無彩色と有彩色について説明した。たくさん ある色をグループ分けすると、色を扱う際に便利になることが 多いぞ。次回はもうちょっと突っ込むからな。」

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