次にアルバムに関して、分析結果と所見を書きます。アルバムはシングルと違い、 全てのアルバムに坂本真綾が写っていたので、全部が対象です。 ただしDVDは分析対象から はずします。
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ファー-ストアルバムです。「天空のエスカフローネ」 の主題歌である「約束はいらない」が入っています。 オレンジがメイン、黄緑がサブの構成です。オレン ジやグレープフルーツのような かんきつ類のイメージを出していることが、良く分かり ます。服はオレンジ色とオフホワイト ですが、このジャケットは背景を重視して見るべきです。 色相はほぼ反対色で、トーンは類似トーンでまとめられています。
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モノクロ+赤アクセントの構成です。彼女のジャケットは、このパターンが 非常に多いです。ひょっとすると、彼女のイメージ色として、確立できるかもしれません。
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シングルコレクション第一弾。これもモノクロ+アク セントの構成です。アクセントにはオレンジが用いられ ています。俺が一番最初に買ったアルバムです。
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オレンジと暗い紫が主流のジャケット。ギターには オレンジが用いられ、背景は暗い青〜青紫です。オレンジは、 鮮やかなオレンジに比べ、暗いです。彩度が高く、明度が低いトーンを 「ディープトーン」と呼びます。このトーンは「伝統的」「重厚」 「深い」などイメージを与えることがあります。
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結構めずらしい配色特性を持っています。 青緑の色がメインのジャケットです。うすい青緑から、 くらい青緑まで、トーンは幅広いです。ベースカラーは 青緑と言うべきでしょう。ちなみに緑系がメインのジャケットは、 これだけです。背景は暗い青〜紫になっています。
「LUCY」と同じように、このジャケットは重い印象に見えるかもしれませんが 、青緑の使い方が、軽やかな印象をも出しています。青緑をマーブル状 (ぐちゃぐちゃに混ぜること)に使っているのがミソです。あと、明る い青緑を中心に使っているのもポイントです。
鮮やかな青緑は、決して明るい色ではありません。しかし、 一見暗い色でも、使い方次第では、明るく軽やかな印象を与えるこ ともあるのです。
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これは赤〜黄色の暖色系をふんだんに使っています。特に 服や彼女自体に、使われています。ジャケット全体を見て、 背景で暖色系を使うことは結構あります。しかし、彼女の服や髪の毛で、 暖色系の色を大面積に使うパターンは、このアルバムしかありません。 全部のジャケットを見ると、珍しい配色パターンです。背景は暗い青〜暗い 紫を使うことによって、彼女を引き立たせています。服と背景は、 色相コントラスト&彩度コントラストであるといえます。
俺は、このCDの曲を聴いたことはありませんが、ジャケットを見たときの イメージは、「元気が良い」「活発」でした。ジャケットのイメージを、 曲のイメージにあわせたとすると、アップテンポ の曲やリズムが軽快な曲が多いと読み取れます。裏の選択は、スローバラード 中心です。
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これは紫と茶色が中心です。アルバムはシングルとは違い、比較的 様々な色を使って、彼女のイメージをつくっています。ニコパチ やイージーリスニングが好例です。
紫を大面積に使っているのは、このアルバムだけです。しかしこの紫は、 決して鮮やかなものではありません。中彩度〜低彩度の紫です。高彩度でない理由は、 茶色やベージュとマッチさせるためです。紫は人工的なイメージが強いです。 自然界において、高彩度の紫はランやアオイ,スミレの花などがありますが、 いずれも分量はごくわずかです。つまり鮮やかな紫を大面積で持ちいると、 不自然な印象を与え、自然をイメージさせる茶色やベージュ(ナチュラルカラー)と相性 が悪くなるのです。両者のバランスを取るには、「紫の彩度を下げ て、紫みを少なくする。」、「紫の分量を減らす。⇔紫を小面積で用いる。」 などの手段があります。ここでは紫のトーンを変化させることによって、バランスを 保っていますね。
ジャケット画像の出所:「http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/」
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