TPOとメーキャップ

■ TPOの種類

メーキャップは、使う色や塗り方によってイメージがガラリと変わります。 そのため色や形について知っていると、自分の出したいイメージを効率よく出すことが できます。また自分の肌の色や状態を知ることもきわめて重要です。 しかしメーキャップを行う際に注意することは、色や形、テクニックだけでは ありません。何かというとTPO(状況)を考えることです。(ちなみにTPOは造語。)

タイム   : 昼なのか?夜なのか
プレイス  : どんな場所か?(例:照明条件、会場の種類など)
オケージョン: どんな場面か?(例:結婚式、葬式、職場、レジャーなど)

照明条件は「照明とメーキャップ」で取り上げたので、ここではオケージョンと タイムによって、どのようなメーキャップをしたら良いかを考察します。ある意味 当たり前かもしれませんけど、いざ本番になると、結構見落とすこともあるので 注意してください。

■ オケージョンの分類

まずはオケージョンの分類をして見ます。オケージョンは、大きく分けて 『オンタイム』と『オフタイム』の二種類に分類できます。 これによって、メーキャップやファッションが変化することは言うまでもありません。

[オン・タイム]
 比較的公的な場合を指す。職場や学校、冠婚葬祭、パーティーなど。 この場合は色彩に制約を受ける場面も少なくない。その場にふさわしいメーキャップが 求められる。

[オフ・タイム]
 レジャーや買い物,趣味など、比較的プライベートな場面である。 オンタイムに比べてくつろぎ感が重視され、色彩も自由に楽しむ ことができる。

ちなみにオンタイムなら、ナチュラルなメーキャップが無難(ネイルならフレンチ)です。 オフタイムは自由に楽しめるが、状況によって効果的なメーキャップがあります。 そのためには、どのような状況かを把握して、どんなイメージを出せば いいのかを考えます。どんなイメージを出せばいいのかが分かれば、色彩心理や錯視の 知識を使って、メーキャップを施せば良いです。

例1:オフタイムの例.
 今日は合コンがある。
→お目当ての相手はかわいいタイプが好きらしい。
→かわいいイメージにしたい。

こうなればピンクの色を中心にメーキャップを施すと良いですね。ただし鮮やか過ぎる色は どぎついので、薄い色にしましょう。塗り方も直線よりは曲線を意識しましょう。 例えばチークはまるく塗ったり、口紅も曲線的に塗ると効果的です。かわいいイメージを 出すために、目をパッチリ見せるのも効果的でしょう。マスカラは効果的です。 ただマスカラを塗りすぎると、目にツヤができすぎてギラギラして見えるの で注意してください。

例2:オンタイムの例
 今日は会社でプレゼンがある。
→知的なイメージにしたい。

こっちはピンクはふさわしくないでしょう。穏やかな紫を使う手はないことはないが、 ちょっと難しいです。ナチュラルメークも決して悪くありません。ただ知的に見せたいので、 暗い茶色のチークやリップを使うことを考えましょう。茶色は肌色と同系色なので、比較的 なじみやすいです。また茶色は収縮色です。直線を意識して、茶色のチークを 塗ると、シャープ・知的に見えます。直線を意識して塗りましょう。

■ シチュエーション別のメーキャップ

ここでは具体的にどんなシチュエーションのとき、どんなメーキャップをしたら いいかを考えます。ただここに載っていることは、絶対的なものではありません。 人の性格や容姿、流行によっても変わるかもしれないからです。(ちなみにこのサイトの 色彩のコンテンツは、流行は一切考えないことにしている。) メーキャップには、色や形以外にも、色々な要素があるから、絶対的な公式を 見つけるのは難しいです。(というより、これは不可能に近い) しかし「だいたいこんな感じだろうな。」と大まかに予測することはできます。 だからここに書いてあることをあまりシビアに見ないでください。

1.ナチュラルメーク

○:オフィス、昼のデート ×:夜のデート、華やかな場所

清涼感があって、きちんとした印象を出したい ときに向いています。あまり濃い色を使わないのがポイントです。また ナチュラルメークは昼のときはかなり使えますが、暗いときやパーティーでは 冴えないので、ナチュラルだからってどんな状況でも良いとは限りません。

アイメイク:アイカラーはあまり派手な色はやめた方がいいです。肌になじみやすい 明るい茶色あたりを選ぶと効果的です。マスカラは毛の色になじむ色(黒)が 良いでしょう。

チーク:うすいピンク系のチークを軽く入れます。あまり強く入れない方が 賢明です。パーソナルカラーでも書きましたが、イエローベースの肌の人は サーモンピンクを、ブルーベースの肌の人ならチェリーピンクのような青み のピンクを選ぶのが、肌になじませるコツです。

リップ:ナチュラルですから、ピンクベージュがオススメ。グロスを軽く塗っても 良いが、塗りすぎると品のいい仕上がりにならないので、付けすぎたら ティッシュで軽くおさえましょう。

2.お姉さん風メイク

○:夜のデート、飲み会など ×:昼の外のデートなど

ナチュラルメークとは対照的に「今日はみんなに差をつけたい!」と 言うときに役に立つメークです。飲み会や夜の遊びに向いています。ちなみに 昼のデートは、やめた方が良いです。太陽の光がギラギラして、顔が浮いて見えるからです。

アイメイク:これは派手な色でもかまいません。クレオパトラのような 緑も十分ありです。お姉さん風だから、茶色を使って知的に見せましょう。 マスカラをうまく使って目をパッチリにさせましょう。ちょっとくらい塗 りまくってもかまいません。

チーク:これはお姉さん風にするために茶色を使います。「知的」に見せると いうことを意識しましょう。つまり直線に塗ることがポイントです。外側を 濃いめに塗り、スマイルポイントを折り返し点として「く」の字を書 くと効果的です。外側を濃いめに塗ると、茶色は後退色の効果があるので、かおが すっきり見える効果があります。知的に見せたいときは、茶色のチークを「く」の字 で塗る。非常に重要だ。

リップ:ブラウン系のナチュラルな口紅を塗りましょう。地味な色の口紅の場合、 アイメイクをしっかりしていないと、冴えなく見えるので注意してください。このメーキャップは 派手な口紅を使う手も十分考えられます。口紅を派手にしたら、アイカラーはちょっと 抑え目にしましょう。両方とも派手であると、かなりどぎついです。

リップorアイメイクのどちらかを派手にして、どちらかを抑え目に すると考えると良いでしょう。ちなみにリップを派手にする方が ちょっと難しいです。

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