パーソナルカラー

ここではパーソナルカラーの基本である、「イエローベースと ブルーベース」について解説します。

■ パーソナルカラーの基本

パーソナルカラー目的は、クライアントの肌や目、髪、唇の色を分析して、 その人の似合う色を割り出すことです。パーソナルカラーを行っている 人を、パーソナルカラーリストと呼びます。他にもカラーリスト,カラーコ ーディネーター,カラーアナリストなど様々な呼び名があります。

似合う色を割り出すといっても、「この色が似合う」とピンポイ ントで言うことは稀です。通常は色をいくつかのグループに分けて、 「このようなグループの色を使うといいですね。」とアドバイスします。

色のグループの分け方は、2グループ,4グループ,7グループ,8グループ, 16グループなど、流派によって様々ですが、2グループと4グループが主流です。

2グループ:イエローベース(ゴールドタイプ)とブルーベース(シルバー タイプ)の二つに分類する。

4グループ:イエローベースの色とブルーベースの色を、主にトーンによって、 各二つづつに分ける。(4グループになる。)春,秋,夏,冬の四種類があり 、フォーシーズンカラーという。

イエローベース → 春、秋
ブルーベース  → 夏、冬

グループ数が少ないと、比較的簡便に分析できます。また質問者にと っても、各グループの特徴が理解しやすいメリットがあります。 グループの特徴が理解できれば、パーソナルカラーを活用するのは、 そう難しくはありません。ただグループ数が少ないと、 分析が大雑把になりやすいです。

グループ数が多いと、細かい分析が可能になりますが、分析者 もクライアントも、各グループの特徴が、理解しにくくなる欠点があります。 特徴が分かりにくいと、色を活用するのが難しくなります。

例えばカラーリストがクライアントに「このグループがいいですよ。」 とアドバイスします。しかしクライアントは、色彩に精通している人ばかりとは 限りません。いざ似合う色を探しにショッピングに行っても、似合う色のグループ の特徴がつかみにくいと、探しにくいし、見つけにくいです。

また分類が細かいと、「似合う色は、AグループとCグループとEグループの三 天秤です。」というように、似合う色のグループが絞れずに終わるケースも少な くありません。そうなるとクライアントはパニックになってしまいます。


■ イエローベースとブルーベース(超重要)

イエローベースとは暖かい感じの色(黄みよりの色),ブルーベースとは 冷たい感じの色(青みよりの色)を指します。

例えば赤色は、朱色のように黄色っぽい赤(イエローベース)もあれば、 ルビーレッドのように紫っぽい赤(ブルーベース)もあります。下の図が、イエローベースと ブルーベースの色見本です。パソコンの環境によって、見え方が違うことがありますから、 ご了承下さい。

イエローベース
ブルーベース

「同じグループ同士の色で配色すると調和し、違うグループ同士の色で配 色すると不調和になることが多い。」

たとえばイエローベースのトップスがあったとしたら、ボトムスもイエローベースの色を 選ぶと、まとまりがあって馴染むのです。(各アイテムの色相やトーンの検討もお忘れなく。) また違うグループであるブルーベースのボトムスを選ぶと、はっきりして目立つのです。 無難なコーディネートをしたいなら、イエローベースを選んだほうが良いのです。

メーキャップの場合は、カラーコーディネーターに「ブルーベースが似合う」 とアドバイスされたら、口紅やアイシャドーを選ぶ際に、ブルーベースの色を選んだほう が馴染みやすいのです。例えば口紅を選ぶときはローズ系やレッド系は使いやすいです。 逆にイエローベースの代名詞であるオレンジ系は使いにくいです。

2分類方は、もっとも簡単ですが、パーソナルカラーの基礎となるものです。 メーキャップをするとき、この概念を認識しているとしていないでは、か なり違うはずです。


■ メーキャップにおけるパーソナルカラーの活用(超重要)

パーソナルカラーは、ファッションコーディネートに活用されます。例えば 「Aの色のグループが似合う。」とアドバイスされたら、Aのグループの色のアイテムで コーディネートすると、まとまりがあって調和するのです。

そしてこれはメーキャップでも例外ではありません。つまりパーソナルカラーの 分析結果を使って、メーキャップの色のコーディネートもできるのです。コーディネートで 重要なのは、口紅やアイシャドー,チークの色が、肌や髪の色と調和しているかです。 つまり似合う色を探すには、肌や髪の色について検討する必要があります。

肌の色にももちろん、イエローベースの肌とブルーベースの肌があります。 イエローベースの肌(オークル系)は黄色っぽくて、ブルーベー スの肌(ピンク系)の肌はピンクっぽいです。

イエローベース
ブルーベース

イエローベースの肌の方の場合、イエローベースの化粧品を選べば 、配色しやすいです。例えば口紅はオレンジ系やサーモンピンクを 選ぶと肌に馴染みやすいです。

ブルーベースの肌の場合は、ブルーベースの化粧品を選ぶと良いです。 口紅の場合では、ローズ系やピンク系が向いています。

ヘアカラー

次に髪の色です。特に最近は女性の殆どは髪を染めています。男性で染めている方も 少なくありません。そのためヘアカラーの検討は非常に重要です。ヘアカラーの場合、 大雑把に言ってイエローベースの色は茶色で,ブルーベースの色は黒orこげ茶色です。

肌がピンク系の人(ブルーベース)は、黒髪が良く馴染み、オークル系(イエ ローベース)の人は、明るい茶色が肌になじむのです。ピンク系の肌の人が、髪を染める場合は、 暗い茶色やこげ茶色にするのが無難ではあります。他にアッシュ系を使う手もあります。なぜなら アッシュ系は、色相が青〜紫(彩度が小さい)で、ブルーベースの肌には使いやすいからです。

イエローベース
ブルーベース

■ 似合わない色は使えないのか

似合わない色(ベースが違う色)は使えないのでしょうか? いいえ絶対にそんなことはありません。確かに、同じベースの色を使って配色すると、 「まとまりがある、おだやかな」イメージになり、違うベースの色を使って 配色すると「はっきりした、目だった」イメージなります。まとまりがある方が、 無難ではあるのだから、それが客観的に似合う色(みんなに好まれる色) になりやすいのです。

そう!!パーソナルカラーで言う「似合う色」ってい うのは、無難な色なのです。そう考えると、自分のベースではない 色(似合わない色)も、使えないことは無いのです。カラーリストは、「似合わな い色は使うな。」と言うより、「似合わない色は使い方を間違えると、マイナスイメージ を与える恐れがありますよ。」と言うべきです。似合わない色でも使える局面 はたくさんあります。(例:「いやな人と距離をおきたい」「会社を早退したい」 「仮病を使いたい」「委員長になりたくない」、イエローベースの人がグレイ の服を着てお疲れ顔に見せる作戦とか。

だからパーソナルカラーにしがみついてばかりいると、無難な配色 ばかりになって、面白みにかけます。何から何までパーソナルカラーに とらわれるのは、生活が窮屈になります。

パーソナルカラー信仰者になるのはやめましょう!!それこそ「没個性ロード」を 歩むようなものです。(はっきり言うと流行色絶対主義者と同じレベルだ!) パーソナルカラーは、参考程度に見ればいいのです。「似合う色が分からない。」 「なかなか焦点が絞りにくい」ときは、とりあえずはパーソナルカラーを 使って様子を見ると良いでしょう。

パーソナルカラーを生かすも殺すもあなたしだいです!!

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