照明とメーキャップ

メーキャップを行うとき、照明を考慮することは非常に重要です。 全く同じメーキャップでも、照明が違うと色が違って見えます。 そうすると人に与えるイメージも変わってしまいます。そのため、 メーキャップを行うときは、照明光の特徴を良く知り、その照明の 中でさえるメーキャップ方を知る必要があります。

■ 照明の種類

日常よく見かける照明には、太陽光,蛍光灯,白熱灯があります。 それぞれの照明の特徴は以下のようになります。

太陽光:太陽光はどの波長の光もまんべんなく含まれていて、演色性に 優れた光です。肌やメーキャップの色もはっきりと自然に見えます。

太陽光 → 自然に見せる

蛍光灯:蛍光灯は太陽光と違って、特定の波長の光がたくさん含まれています。 太陽光に比べて演色性が悪いです。紫外線や黄色の光が多い特徴が あります。このような照明の下では、肌の黄みが強調され、くすんで 見えてしまいます。また口紅も鮮やかには見えません。

蛍光灯 → 黄みがプラスされる →  肌がくすんでみえる

蛍光灯が使われた当初は「マグロの刺身がまずく見える」と不評のと きもありました。また蛍光灯の演色性の悪さが背景に、ピンクのチークが 大流行したこともあります。(50年代あたり)最近は演色性のいい蛍光灯も 開発されています。

白熱灯:白熱灯は夕焼けの太陽光と似ていて、赤い光(長波長の光)が極端に 多いです。そのため肌に赤みがプラスされ、健康的に見えるメリットがあります。 しかし肌が暗く見え、顔の印象がぼんやりしてしまう欠点があります。また緑〜紫 の波長の光が極端に少ないので、白熱灯の下では、ブルーやグリーンはくすんで見えます。

白熱灯 → 赤みプラスされる →  健康的に見える。暗く見える。


■ 照明光を考慮したメーキャップ

太陽光の場合

太陽光の場合は、自然に色が見えるので、特に注意することなくメーキャップが 行えます。ただ太陽光が入らない人工光の室内でメーキャップをすると、 色が正確に把握できないので、室内でメーキャップを行う場合は、太陽光の入る 明るい場所で行うと良い。それが無理な場合は、仕上がったときに明るい場所で チェックするようにします。

蛍光灯の場合

蛍光灯は肌に黄みが強調され、くすんで不健康に見せてしまう欠点があります。 赤い肌の方ならともかく、黄色っぽい肌の方にとっては敵です。不健康に見えるのを 防ぐには、

・チークを用いて赤みをプラスする。
・明るいフェイスパウダーを使って、肌を明るく見せる。
・黄みのくすみが気になる場合は、リップやアイカラーの色に気を 付ける。オレンジ系やブラウン系のように黄みが強い色は避けたほうが 良い。また彩度が小さい色も、リップがくすんで見える原因になる。

白熱灯の場合

白熱灯は赤みが強調されるので、肌が黄色い人にとっては健康的に見えるので 恩典です。しかし肌が赤い人にとっては、赤みが強調され、ぼんやり見えてしまう欠点が あります。それを防ぐためには、

・アイブルーは丁寧にふだんよりもくっきりめに描く。
・アイラインやマスカラを使用して、目の印象を強くする。
・アイカラーでブルーやグリーンはくすんで見えるので注意が必要。
・口紅は輪郭を丁寧に描く。レッド系の口紅は発色が良く見える。

また白熱灯の下では、顔が暗く見えるので、それを防ぐには、

・フェイスカラーやコントロールカラーは明るめの色を使う。
・ファンデーションは顔の中央を明るく見せる。


■ モノクロ写真とメーキャップ

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