色彩心理(活用編)

ここではアイカラーと口紅によく登場する色のイメージと活用法 を紹介したいと思います。

■ アイカラー

アイカラー

: 赤は「火」や「情 熱」のイメージがあります。やる気を出し たいときやアピールしたいときには、うってつけの色といえます。 赤はアイカラーよりも、口紅によく登場する色です。アイカラーに 鮮やかな赤を使うと、どうしても目がどぎつく見えます。ただし 暗い赤であるワインレッドなら、赤みも抑えられているので、上 品なイメージを与えます。また薄い赤を用いて、血色をよく見せ る手も考えられます。

茶色: 茶色はオレンジ を暗くした色です。(オレンジと黒を絵 の具で混色してみよう。)茶色は枯葉や落ち着きなどのイメージ があり、上品に見せたいときに向いています。また肌色と色相が 似ているので、肌に馴染みやすいメリットがあります。目が茶色 いならなおさらのことです。そのためどんなシーンでも使いやす い色です。(言い換えれば無難な色)黒と一緒に使うと、シャー プで引き締まった感じになります。

オレンジ:  茶色と同じ色相の色です。鮮やかなので、「健 康的な」「はつらつとした」イメージを与えます。活発なイ メージを出したいときには最適な色です。また肌色と同系色 なので、肌色に馴染むメリットもあります。この点は茶色と 一緒ですね。果物のオレンジをイメージするので、ビタミンカラー と呼ばれることも。

ピンク: 普通のピンク はかわいいイメージがあります。少女のよ うな、キュートなメークには絶好の色です。ただ鮮やかなピンクを 使いすぎると、下品になってしまうので、注意が必要で す。同じピンクでも、サーモンピンクのような黄色っぽいピンク は明るく朗らかなイメージが、マゼンタのように青みよりのピン クはシャープなイメージがあります。青みよりのピンクをワンポ イントとして使うと、エレガントやマニッシュ−ガールズのよう なイメージを出すことも可能です。

黄色: 黄色も暖色 系の一種なので、赤やオレンジと似たようなイ メージがあります。活発的なイメージも考えられますし、にぎや かなイメージもあります。ピンクと同様、子供っぽさを出すに は良いかもしれません。ただオレンジやピンクに比べて、使い どころは難しいかもしれません。(口紅の色と合わせにくかったり)

緑色: クレオパトラのアイシャドーとしても有名ですね。 (原料は孔雀石)緑はかなり難しい色です。なんで難しい かというと、口紅の色と補色の関係になるからです。赤の補 色は緑です。口紅は赤系の色が主流です。(青や黄色の口 紅は考えにくい)補色は、お互いの色を引き立たせる効果が あります。そのため、唇とアイシャドーだけがめちゃくち 目立ってしまいます。目立つというより、浮いてしまう恐れも あります。ちなみにメイクに限らず、服のコーディネートでも 赤−緑の組み合わせはかなり難しいです。しかし全く使えないわ けではありません。以下の手段を用いれば、使いやすくなります。

1.一方(両方)の色のトーンを変える。

例えば緑を薄い緑などにして、赤と緑のギラギラ感を抑え ます。また暗い赤や暗い緑にする手もあります。つまり緑の アイカラーを使うときは、クレオパトラのようにはっきり塗 るのではなく、薄く塗るといいのです。そうすると、バラン スがとりやすいです。また口紅を薄いピンクにするのも有効な手段です。

2. 面積比を変化させる。

口紅は塗る面積が決まっているため、面積を変化させる ことはできませんが、アイカラーなら面積を変化させるこ とができます。例えば緑のアイカラーを使うとき、目尻だ けにワンポイントとして塗るのです。そうすることによっ て、赤と緑の対比が弱くなり、配色のバランスがとれます。

3. 赤と緑の間に無彩色を入れる。

これはメイクで使いにくいですが、服では大いに使えま す。鮮やかな赤と緑隣同士に置くと、ギラギラして見えま す。この現象をハレーションといいます。ハレーションを抑 えるためには、二色の間に無彩色を挟むと良いです。赤と緑 が分離されて、ハレーションを抑えることができます。また 赤と緑の境界をぼかす手もあります。

青色:青色は冷静なイメージがあります。またさわやか なイメージもあります。知的でクールに見せたいときは、鮮やかな青や暗い青を使うと良いです。さわやかに見せたいときは明るい青を使うと効果的です。またパール材を併 用することによって、目元を明るくする手もあります。使い方しだいでは、いろいろなイメージを出すことができる色です。ビジネスシーンにもアフターファイブにも使えそうです。

紫色:紫は神秘的, 高貴なイメージがあります。紫は、華やかなイメージを出した いときや、魅惑的なイメージを出 したいときに最適です。エレガントさを出すにも絶好の色です。 ただし使いすぎには注意しましょう。けばけばしく見えてし まいます。エレガントさや上品さを見せたいときは、ポイン トとして使うのがベストでしょう。紫は赤と青が混じって できる色です。そのため両者の性質を併せ持っている一面( 二面性がある。)があります。上品にも、下品にも、派手にも、 地味にもなる色であり、使いどころが難しいかもしれません。

金色:金色は ゴージャスなイメージを出すのに良いです。た だあまりにも使いすぎると、成金のおばさんのイメージに なってしまうので、シャープに描くと効果的です。

黒色:色味がない色なので、目元をすっきり見せます。シャー プ、モダン、マニッシュ、マニッシュ−カールズのイメージを 出したいときに使えます。

白色:白は目元を明るく見せます。またパール材と併用することに より、透明感のあるピュアな自分を演出できます。

■ リップ

バイオレット系:使いどころがかなり難しいです。初心者のうちは、避けたほうが 無難かもしれません。全面に使うのではなく、部分的にアクセントとして使うと 良いかもしれません。モード系のイメージを出すのには使えます。ただそうすると、 口紅が目立ってしまうので、アイカラーは同系色ですっきりさせるのが 賢明でしょう。

レッド系:最も一般的な口紅。やる気をアピールしたいときに最適。

ピンク系:かわいいイメージを出せる絶好のツール。

ローズ系:青みがかかったピンクともいえます。ピンク系とは違い、 エレガント,知的なイメージを出すことができます。

ブラウン系:落ち着いたイメージがるので、アイカラーと同様、大人っぽい イメージがあります。ただブラウンは肌と同系色なので、口紅と肌の色相のコント ラストが小さくなり、使いにくい面もあります。特に肌が黒いと、明度も色 相もコントラストが小さくなる(肌と口紅の色がほぼ同じ)ので、ぼやけて しまいます。

オレンジ系:健康的なイメージを出せます。オレンジも、ブラウン系と同様、 肌と同系色なので、かなり使いにくいです。なぜなら肌とのコントラストが とりにくいからです。しかしブラウン系やオレンジ系は全く使えないわ けではありません。

対策1:リップペンシルで唇の輪郭をくっきり描いてコントラストをつける。

対策2:全面に塗るのではなく、部分的にアクセントとして使う。例えばレッド系の 口紅を塗った後、部分的に茶色を加えると、情熱っぽい中にも、上品な イメージが加わる。

対策3:パール入りや明るいファンデーションを用いて、肌を明るくすることによって、 肌と口紅のコントラストを出す。ただし肌が黒すぎると、不自然に見えてしまう恐れもある。

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