職:カラー販売戦略

ここはちょっと聞いたことがあるようなものが多いけど、色に関する販売戦略 について思いつく限り挙げます。オヤジのウンチクに使われそうだが ・・、まぁ参考に。

1.反対色を利用

この例はあまりにも多いです。なぜなら反対色は目立たせる効果があるか らです。商品を売るには、まずアピールする必要があります。アピールがないと、 生活者に「こんな商品もあるぞ」と伝えるのは難しいです。そしてアピール する方法として、色で商品パッケージやロゴを目立たせる作戦があります。 つまり目立ったもん勝ちです。

・コンビニやファミレスが暖色系+緑の配色が結構ある。これらの色はレストランなどの 食品業界では非常に重要である。食べ物の色は、暖色系+緑が多いからだ。

・お茶のパッケージ:緑や黄緑をベースカラーにしているお茶のパッケージには、 アクセントとして赤が使われやすい。

反対色を利用している例は結構あります。他に書くとキリが無いので、 ここまでにします。

補足:メリコの法則

メリコの法則」というものがあります。 メは「目立つ」、リは「理解できる」、コは「好まれる」と言ったもので、 商品パッケージを検討するときは、この三つを満たしているかを検討する ことがあります。(これ、会社の営業課の社員教育でも 習いそうな気がする。)

まず目立つことは重要です。目立たないと商品をアピールできません。(メ) また、ただ目立つだけではダメで、その商品がどんな商品なのか?、生活者にとって 理解しやすいことも重要です。たとえばカレーのパッケージの色は、暖色系の色を 中心に配色すると、お客さんにとって分かりやすいです。カレーのイメージがしやすいからです。 逆にカレーのパッケージが、紫色や藍色であったら非常に分かりにくいです。(リ) 「メ」と「リ」を満たしても、消費者に受け入れられないと、売り上げが悪くなります。 みんな(ターゲット)に好感を持てるようなパッケージにしないといけません。 鼻に付くイラストは良くありません。またオマケをつけるのはかな り効果がでかいです。(コ)「メ」と「リ」は比較的検討しやすいけど、「コ」 は難しいといえます。

2.白熱灯を利用

白熱灯は赤い光が多いので、物体を赤っぽく見せる効果があります。 レストランでも食べ物をおいしそうに見せるために白熱灯が使われます。 青っぽい蛍光灯のレストランはそんな簡単に無いはずです。白熱灯は スーパーでも使われます。海鮮コーナーを見ると、白熱灯が使 われるパターンが多いです。これも商品をおいしそうに見せる 販売戦略です。

3.みかんのネット

みかんやオレンジを見ると、赤いネットに入っていることが多いです。 これは色の同化現象をうまく利用している例です。オレンジのみかんを赤いネットに 入れると、みかんが普通よりも赤っぽく見え、熟れているように見えるのです。 オクラやえんどう豆が緑のネットに入っているのも同様の理由です。

4.米をおいしく見せる

お弁当屋では古米を使うことが多いです。(そうとは限らないけど)なぜなら コストが安いからです。だけど新米の方がツヤがあっておいしそうに見えます。 だけど古米でもおいしそうに見せる裏技があるのです。それは、米600gに対して、 大さじ一杯のサラダ油を入れて炊くのです。そうすると新米に見えるのです。 「見た目も味のうち」といった諺が、大変良くあてはまるケースだと俺は思った。

5.結婚式場の廊下のじゅうたん

結婚式場の廊下のじゅうたんは赤です。赤はおめでたい色だから、 結婚式にふさわしそうに見えるが、理由はそれだけではありません。 大安の休日はスケジュールがびっしりなので、分刻みにスケジュールは 消化されていき、スタッフは大忙しです。スタッフは時間にゆとりがほしい ので、カップルを一分でも早く外に出したいと内心は思っています。

しかしカップルにとっては、「一生に一度の思い出」をゆっくり味 わいたいので、スタッフは「急いでください」と言う事はできません。 そこで赤のじゅうたんの出番です。暖色系は時間を長く感じさせる 効果があります。そのため同じ五分でも、赤のじゅうたんがあると、 カップルにとって長く感じられるので、短い時間でも満 足するのです。

マクドナルドのインテリアは、暖色系が中心です。金を払った客 (マクドナルドは前払い)を、暖色系によって、早く追い出すのが 狙いです。これによって回転率が高まります。

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