色彩検定への道(その1)

俺が色彩の世界に入って、4年経ちます。(2007年6月現在)ここでは俺が色彩に関心を持った経緯を書きたいと思います。

きっかけ

色に関心を抱いた理由は、以下のようになります。

1. ホームページの配色に悩んでいた。

2. 化学で結構色について登場していたので(染料や顔料など)、 それが切り口で少しは興味があった。また化学実験はしばしば 色とのかかわりがあったから。

3. 自分が思っていた色が、相手にうまく伝わらなくてもどかしい 思いをしたことがあったから。

2003年6月

売店に行ったとき、ある一つの本に出会いました。その本は色の本でした。(色彩検定三級の対策本だった。)パラパラとめくったら、色の仕組み,色が感情にどのような影響を与えるか,色の見え方,色の使われ方などが書かれていました。しかも分かりやすい文体で読みやすかったです。。

また「色の検定なんてあるんだ。どんなのだろう。」と好奇心が沸き出て、この本を買ってしまいました。家に帰って、この本をじっくり読んだら、色と私たちの生活がこんなに関わっているなんてと思い、色の奥深さを知ってしまいました。特に驚いたのが、

・闘牛場の赤いマントは牛を興奮させるためではない。牛は動くものに興奮するのであって、マントの色は何色でも構わない。赤いマントは人間を興奮させるためにあるのだ。

・マクドナルドのようなファーストフード店の内装に暖色系が多いのは、食欲を増進させるためと、客の回転率をあげるため。

暖色系→興奮する→短い時間が、長く感じる→客は短時間で店内から出る→回転率アップ

また色の検定があることも知り、俺は「面白そうだな」と考え、「三級くらいなら,遊びのノリで受けて見るか」と思いました。通称「色彩検定」、正式名称「ファッションコーディネート色彩能力検定」です。色彩検定に関するリンクはこちら。

色彩検定:色彩検定の主催者AFTの公式サイト。

色彩掲示板:色の検定に関する悩みを相談できる掲示板。

2003年7月はじめ

このころ色彩検定3級の内容(本の内容)を大体理解しました。またせっかく受けるのだから、もっと上の級も目指そうかなと思うようになりました。「三級&二級併願、あわよくば二級合格」これが俺の色彩検定プランでした。

二級の本も買い、オークションで公式テキストもゲットし、二級の内容も勉強し始めました。あまりにも面白く、瞬く間に読みさばきました。3級のときと同じように、「こんなに身の回りに色が関わっているんだ」と驚きの連続でした。

光と色、目の仕組みなど理系の内容も多く、とっつきやすかったです。オストワルトやシュブルール,グラスマン,マックスウエル,ニュートンなど、色彩史に関わっている人物が、化学や物理でもかなり有名な人物であることを知って、びっくりしました。色彩といったら、美術系&デザイン系のイメージがあったから・・・。理系っぽい内容が多かったのも、俺がカラーの世界にひきこまれた理由かも知れません。

配色用語も驚きました。「配色なんてどうせカンだろ。」とこれまでは思っていました。しかし二級の内容を知ったとき、「配色は意外とシステマチックな面もあるんだ。」と、意外な面を知りました。もちろん三級の本を見たときも、うすうすそうとは思いました。

2003年7月末

このころ二級の内容もほぼ全部理解していました。問題集を解いて、三級二級ならほぼ大丈夫かなと思うようになりました。(多分)

俺がファッションの面で、決定的に影響を受けたのが2級です。配色用語を全部覚え、雑誌や身の回りにいる人の配色パターンを考えるようになったのです。良いと思ったものは、メモをしたこともあります。ファッションだけではありません。インテリア、エクステリア、ガーデニング、ダイニング、ジュエリー、フラワー、パッケージ。ありとあらゆる物を分析し始めたのもこのころです。

色について知るに連れて、身の回りの物に注意をするようになりました。

例えば商品パッケージ。お店に売っている商品は、もちろん色がありますが、その色も闇雲に商品に付けられるのではなく、何らかの意味があって着色されています。

ファッションもどんな色やトーンの組みあわせが相性が良いんだろうと考えるようになりました。

この本は、検定関連の本にもかかわらず、内容がとても面白く、「検定が受かったらポイ」という扱いの本ではありません。俺は今でもこの本を大切に持っています。(しかも二冊も買った。)色が私たちにどのように関わっているかが、具体的に書かれていました。

色について無性に勉強するのが面白くなり、もっと難しい内容をやってみたいと思いました。このとき夏休みになったばかり。俺はこう考えたのです。

「1級を受けてみよう。」と。

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