○ドラ

ドラは非常に強力な牌である。字パイのドラは、少しでも利用できる可能性がある場合は持つべきである。(ドラタンキやホンイツやチートイツなど)特に食い仕掛けではなおさらのことである。食い仕掛けは、面前よりも、ドラタンキの聴牌が容易であるからだ。(ポンチーができ、面前よりも早く面子を完成できる)

【何かの役+ドラタンキ】【何かの役+ドラドラ】で3900以上になる。これらのパターンは非常に狙いやすい3役ともいえる。

ドラはできる限り使えるような形にするべきである。たとえば序盤に779(ドラ9)がある場合、優先して7を切る。334(ドラ4)の場合は、3を優先して切ることによって、ドラが使える形に固定する。334(ドラ3)の場合は、4を切りドラを頭と捉えるべきである。

ドラ2以上の場合は、【何かの役+ドラドラ】を意識する。一番手っ取り早いのは、役牌を鳴くことである。面前になりそうなら、リーチドラドラが使いやすいであろう。

またドラドラ以上なら、下手に他の手役をつけなくても、3900以上が望めるので、自分のスピードを落としてまで必要以上に手役を狙うべきではない。(例:無理やりホンイツをつけるなど)

○役牌

役牌は上がりの特急券である。ここでは【役牌のみ】について扱う。役牌のメリットは「早く上がれる」ことである。これは非常に強力で、親やオーラストップ、親を蹴飛ばしたいとき、場を流したいとき、リー棒が数本出ていて上がりの価値が高いとき、などに使うと良い。逆にこれらの目的がなく、なおかつ面前が十分に望める手で、役牌のみを狙うのは感心できない。

ドラドラやホンイツ、トイトイとからめて高得点を狙うこともできる。これらは後述する。

【役牌のみ】は、早くて上がりやすいことがメリットである。逆に言うとわずかな得点上昇のために、スピードやアガリ率を落とすべきではない。たとえば【123 78999 一三四 白白白(ポン)】の手牌では、一を切って両面に受けるべきである。1000点→2000点にするために、悪い待ちにすることはあまりよくない。

しかし2600→5200や1000→3900や3900→7700のように、ある程度の得点上昇が望めるなら、待ちを悪くすることは問題はない。ただし5200→8000や8000→12000の場合は、上がりやすさを優先するべきである。

○染め手

「混一役牌+1(ドラや一通や翻牌)」、「清一+1(ドラや断ヤオや一通)」が使い易い。「ホンイツトイトイ」や「リーチメンホン」も使えることがある。材料があまりそろっていないと、手は遅くなりがちであるが、バカホンでない限り破壊力は非常に大きい。後半で順位が芳しくないとき、ダメモトで無理やりホンイツやチンイツを狙うのは、悪い戦略ではないと思う。

混一は字牌を非常に溜め込みやすいので、防御においても非常にすばらしい役である。またチャンタ系も、同じ構造を持っていることに注目すべき。戦術書やサイトで「ホンイツは防御に弱い」と言われることが良くあるけど、意外とそうでもないと考えている。むしろチートイツやトイトイの方が防御に弱いと思う。

バカホンは状況によっては、早あがりに使える場合もある。高くしたいなら、食いチンイツに移行するのも一つの手である。

○食いタン

「食いタン」はドラや三色を絡ませれば、点数が高くなる。主役はドラドラ以上である。

早上がりにももちろん使える。役牌のポンを狙っているけど、役牌がなかなか相手から出てこないとき、「食いタン」は保険にもなる。

○チートイツ

「チートイツ」は非常に攻撃的な役である。間違っても守備的な役ではない。チートイツを狙うと、牌の種類が少なくなるため、もし相手からリーチがかかると、安全パイを見つけるのが難しい。(字牌があれば、ある程度はしのげるが、毎回字牌ばかり持っているとは限らない。)

またチートイツは、テンパイにするのが非常に遅くなるデメリットもある。(受けがたったの9枚しかないから)早くテンパイするかどうかは、運の要素が強くなる。そのため非常にばくち的な役であるともいえる。親の場合など、確実にアガリたい局面ならなるべくチートイツは狙わないほうが良い。(どうしてもそれしかない場合はしょうがない)

イーシャンテン時は、少しでも早くテンパイするために、なるべく山に残っていそうな牌(生牌など)を持っている方が賢明である。下手に1枚切れや2枚切れの字パイを持つのは、あまり効率が良くない。もしテンパイ時に、無スジの5待ちなど、悪い待ちになってしまったら、終盤でない限り手替わりを待つと良い。(終盤であったらリーチしてしまえ)もし端牌や筋牌や字牌を引いたら、即リーチしよう。また序盤なら、手替わりを待っている途中で、相手が当たりパイを捨てても、見逃す作戦もある。ただしタンヤオチートイツの場合は、十分に良い手替わりをするのが容易でないため、2枚切れや3枚切れでない限り、即リーするべきであろう。

チートイツは、ドラが絡むと得点が非常に高くなる。「チートイドラドラ」「リーチツモチートイドラドラ」「リーチツモチートイドラドラ裏裏」など、ハネマンや倍満クラスのチャンスもある。裏ドラが乗ると、破壊力が劇的に上がるので、1122357と有れば3を切るなど、チートイツの場合は、裏ドラについてもある程度は意識するべき。

また「チートイ」途中で暗刻ができた場合、他の対子になっている牌があまり切られていないなら残す。死にトイツ(二枚とも場に出ているトイツ)があるならば、原則的にチートイツを優先する。(アンコを崩す)

○トイトイ

「トイトイ」はチートイツと違って、相手の捨てパイも利用できるメリットがある。「役牌トイトイ」「役役トイトイ」「ホンイツトイトイ」「三暗刻トイトイ」などが使いやすい。

3900以上が望め、端トイツ(11、22、88、99)や字パイのトイツが多くて、両面ターツが少ないときは、トイトイはねらい目である。(トイトイのみは避けるべきであろう。)端トイツや字パイが多いと、面前では非常に仕上げにくうえに、安いことも多いが(四アンコや三アンコは例外)、鳴きなら劇的に得点が高くなることもしばしばある。

あと「33、44、55,66、77」のような、真ん中の牌のトイツが3つ以上ある場合、トイトイはちょっと厳しいかも。

○三色、一通

「三色」と「一通」は 、非常に作りにくい役である。特にイッツーはなおさらである。まちがっても無理にして狙ってはいけない。「できたら超ラッキー♥」程度の扱いで良い。「手作りの余り牌」を活用して自然に狙うのがコツである。

三色を無理に狙わなくても、タンヤオやピンフやドラなどを組み合わせれば、十分に高得点が望める。リーピンドラ1、リータンピンでも、裏ドラが1枚でも乗ればマンガンクラスになる。

もちろん狙えるときは狙っても良いが、不確定な三色や一通のために、平和の可能性を低下させるのは愚行である。

【123一二三四五1)2)7)8)西西】ドラ2

○チャンタ系

「チャンタ」や「純チャン」は非常に狙いにくい。おまけ程度と見るべきで、「チャンタ役牌三色ドラ1」や「純チャン三色ドラ1」のように、鳴いてもマンガンクラス以上が保障される場合以外は、狙わないほうが良い。あまりにもばらばらな手で、トイトイや染めても狙えそうもない場合は、ダメモトでやるのも一つの手である。

またチャンタ系は非常に守備に優れているメリットがある。端牌や字パイを多く抱え込むからだ。

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