次に発展させて、７枚形について述べる。
非常に有名な三面待ちである。７枚形の順子形で、頭固定のパターンは、これひとつのみである。【２３９９】の両面待ちに「４５６」をくっつけて、スジが横に伸びたと考える。
これも三面待ちであるが、前述の三面待ちとは性質が違う。２タンキ待ちとも取れる。とくに点数計算のときは注意すべきである
【２３４５】のノベタンに、「５６７」をくっつけて、スジが横に伸びたと考える。このパターンは、慣れていないとわかりにくいかも知れないが、順子はスジを横に伸ばす働きがあることを知っていれば全然怖くはない。
三面単騎待ちである。【２３４５】のノベタンに、「６７８」をくっつけて、スジが横に伸びたと考える。
【２３４４】に、「４５６」をくっつけて、スジが横に伸びたと考える。この待ちは絶対にコウツをとることができない。もしコウツをとると、２３５６のみが残り、この部分で面子を形成するのは不可能であるから。
１コウツが取れる待ちは、基本的にスジは二種類ある。
コウツ形の待ちにおいて、実際に待ちを調べるには、「コウツ部分を頭とみるか？アンコと見るか？」の場合分けで調べる。たとえば【２２２３４５６】の場合、２の部分を頭と見ると【２２ ２３４５６】となり、１４７待ち。アンコと見ると【２２２ ３４５６】となり３６待ちとなる。あわせて１４７３６待ちとなる。ただしイーペーコーが取れる待ちは、注意しないといけない。もしイーペーコーをとったら、何の待ちになるかもチェックすること。
シャンポン待ちと両面待ちが複合したものである。【３３西西】のシャンポン待ちに、３４５の順子をくっつけたと考える。スジは増えずに、スジが横に伸びていることがわかる。また見方を変えると、【４５中中】の両面待ちに３３３をくっつけて、スジが二種類（３６と中）になったと考えることもできる。
これは非常に有名な五面待ちである。【３３３４】に「５６７」をくっつけた結果、スジは二種類のままで、スジが横に伸びていることがわかる。また【４５６７】に「３３３」をくっつけると考える。スジが１種類から、２種類に増えていることもわかる。
カンチャン待ちとノベタンが複合した待ちである。【３３３５】に「６７８」をくっつけた結果、単騎待ちが伸びたもの。また【５６７８】のノベタンに「３３３」をくっつけると、４待ちが増え、スジが１つ増えていることもわかる。
恐怖？の４枚使いの聴牌形であるが、この程度なら怖くはない。【４５５５】に「５６７」をくっつけたと見ても良いし、【４５６７】に「５５５」をくっつけたと考えても良い。
【４５６６】に「４４４」がくっついていると考えると、３６待ちに加えて、５待ちが増えている。スジが二種類になっている。
２コウツが入っている待ちは原則としてスジは三種類となる。シャンポン待ちも絡むのでかなり複雑になる。イーペーコーが取れる待ちもある。
五面待ちである。【３３３４】（２５４待ち）に、「５５５」がくっついたことによって、３６が加わり、スジが３種類となった。ちなみにこの待ちは、「九連宝灯」と同じ構造を持っているため、「ミニ九連」と呼ばれることもある。また「サンドイッチ」という愛称もある。
カンチャンがらみの待ちである。【３３３５】に「７７７」がくっついたと見る。
【４４４５】に「３３３」がくっついたと見る。
次の待ちはコウツ形の７枚形である。これらの待ちはイーペーコーが絡んでいる。このようなタイプの待ちは要注意である。
「４タンキに、順子が二つ（イーペーコー）がくっついているだけだから、待ちが横に伸びるだけだな」と見てはいけない。聴牌形にイーペーコーが絡むと、シャンポン待ちを形成する可能性があり、待ちはより複雑になる。
イーペーコーは、周りの牌によっては、コウツにもなるし、順子にもなる。（たとえば【５】タンキに、３３４４５５のイーペーコーをくっつけると、３と４のシャンポン待ちが増える。つまりコウツが絡む結果となる。）
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