3 現代とルーン

ルーン文字は、公用としては使われなくなったが、完全に消滅してい るわけではありません。今でもいろいろな形で、生きています。もち ろん、私たちの身のまわりにも。現代(近代)、どのようにルーン が生きているかを書きたいと思います。

まずひとつに、ルーン文字を使った占い があります。(かなりマイナー)ルーン文字は神秘的なため 好きな人は好きですが、一般の人には知られていないのが現状です 。今ひとつ日本では、なじみが薄いと思います。そのためルーンに 関する本も多くないのが現状です。私がこのコンテンツを書いた理 由は、ひとりでも多くの人にルーンを知ってもらおうと、バイキン グのことについてもっと理解を深めようと思って書きました

ルーン文字はアクセサリーとして も使われています。お守りみたいな、役目を果たしています。神秘 的なところが人気の秘訣でしょうか?指輪、ネックレス、ブレスレ ットとかもあります。(暇があったら、売っている店を紹介します 。)

ルーン文字のひとつに、(ラグ、ラグーン)があります 。水を表すルーンです。北海道に 「定山渓ビューホテル 水の王国ラグーン」 という、ホテルの施設があります。(札幌にを観光したことがあ る人なら分かるかも。)

私が思うには、このラグーンというのは、ルーン文字の から来たものだと思うんです。施設魔ゥ考えた人は、そうい った意図で「水の王国 ラグーン※」と命名したかもしれませ ん。

※ ちなみにラグーンは「海」「珊瑚」という意味で現在 は使われているらしい。ユーミンの歌「ダイアモンドダスト が消えぬ間に」の歌詞の中でも、ラグーンという言葉がある 。この歌はそんなにマニアックでない。施設名を考えた人 は、おそらく「ルーン文字」のラグーンでなく「珊瑚のラ グーン」を元ネタにして命名したかもしれない。しかし、ル ーン文字が関与していないと言ったら嘘になる。

これに限らず、神話に出てくるキャラクターやアイテ ム,地名は、会社名として使われることもあります。周りを見 るだけでも、いっぱいあります

英単語にもルーンが絡むものがあります。例えば (フェオ)です。このルーンは英語のfee(お金)の語源 になったようです。

(ギュフ)という、ルーンもあります。「贈り物」という意味 を持っています。このルーンは英語のgive の語源になったようです。北欧神話でも、それの裏付 けとなるエピソードがあります。

ヒトラーだってルーンを使って、民 衆を団結させたと言われています。もちろん、民衆を 団結させた因子はルーンだけではありません。例えば「ヒトラ ーの奇跡」とか。ただルーンも、民衆の団結に関わっていた事 は間違いないようです。

ヒトラーは「ものすごく悪い奴」と 言うイメージがあります。しかし、確かにヒトラーはものすごく悪い 奴なんですけど、ものすごく頭がいい奴なんです。だって、考えても 見てください。単なるバカが独裁政治なんてできますか?独裁政治は 、頭が良くなきゃ出来ないと私は思うんですが。(ちなみにヒトラー はそんなに悪くはないと考えている学者もいるらしい。)

なぜヒトラーはルーンに目をつけたんでしょう?ルーン文字に(シゲル )と言う文字があります。アルファベットで言えば Sに当たります。太陽を意味して います。(タロットで「太陽」というカードがあります。「太陽」 との 意味は大体同じです。)

2章で話しましたが、農民はトール信 仰(シフ信仰)が多いと話しました。なぜならトールは 、豊饒をもたらす神でもあったか らです、戦いばかりではなく。作物が育つには太陽は欠かせな い存在です。太陽の光は農民にとって、重要な事は間違いあり ません。(いや、どんな人でもこれはあてはまる。)

北欧神話は、北欧の人だけ信じられたわけではあり ません。ドイツやアイルランド、フランスでもバイキング の影響で信じていた人もいました。ただドイツでは北欧よ りも、キリスト教の普及が早く信者は次々改宗していき、 北欧神話がキリスト教によって勢力が弱くなったんです。

農民や町民にとって、多かれ少なかれ と 言う文字は、尊重されていたようです。(当たり前だがナイトや 貴族とかも尊重していた。シゲルに限らず他のルーンも。)なぜ なら、農民にとって太陽は重要な存在でしたから。

卍の形に似た、ハーケンクロイツ というナチスのマークがありました。実はこのハーケンクロイツは、 を 2つ重ね合わせたものなんです。

ヒトラーは農民や町民の信仰心を利用するために、 というルーンを使ってハーケンクロイツというマークを作 ったんではないでしょうか?(これが結集力につながる。 その結集力はファシズム(全体主義) に・・・)

ヒトラーの登場以前にフォンリスト (1848〜1919)という人物がいました。彼は、神話、神秘 学、哲学などの研究に熱中した人です。その結果、いろいろな著作 物が出回りました。その中でも圧巻なのが「ルーンの秘密」という 著書です。

やがて彼らは、何人か集まって「アルマネン結社」 を起こしました。 アルマネンというのは、古代ゲルマン人種であり、様々な 叡知はアルマネンによって受け継がれて今に至ると信じていました 、彼らは。

やがて後継者によって、ルーンは発展していきました。戦後も 受け継がれて、「サトルヌスの結社」な どで密かに教えられています。この結社では、北欧神話をモチーフに したいろいろな儀式が行われていたようです。

ただ、このような民族的,伝統的なことは、ヒトラーによっ て、右翼的な愛国主義のスローガンと して利用されてしまったんです。皮肉にもルーンや北欧神話への 信仰が、「ゲルマン民族は優秀である」とアピールする材料にな ってしまったんです。ユダヤ人虐殺の種まきにも。ヒトラーがル ーンに目をつけたのもそのためです。

しかし誤解しないで下さい。このような 不幸な過去があったからって、ルーンは決して悪い存在ではあ りません。どんなものも使い方次第です。 使い方によっては神器にも凶器にもなるのです。占いだって そうです。一歩誤ると、質問者を陥れるものに、なり得ます。し かしやり方次第では、「こんな希望があるのか。がんばろう。」 「こんなことには注意だな。」といった興奮剤や鎮静剤になりま す。

ゲームでも良くルーンという言葉が使われます。特にFFは。 「ルーンナイト」「ルーンブレイド」「ルーンアクス」「ルーン の腕輪」などなど。いずれも魔法やMPに関係するものばかりです 。神話や占いなどを考えながら、ゲームを やってみるのも面白いかもしれません。「あ、ここは北 欧神話のオーディンをあらわしているのかな??」など、いろい ろな発見があります。

ゲーム、小説、会社名、商品のネーミングなど、私た ちの身の回りには、いろいろな神話や伝説が生きています。

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