序 はじめに

私がルーン占いを始めたきっかけは、北欧神話でルーン文字を見たとき、「神秘的な感じだな」と一目ぼれしたからです。言葉ではそれしか書けないが、本当に虜になってしまいました。

ルーン占いは、占いの中でもかなりマイナーな占いです。知っている人が少ないのは無理もありません。なぜなら、ルーンに関しての本は日本では極めて少ないからです。ルーン占いをするCGIが設置されているサイト(主にプロの占い師。有料のところもある。)はたくさんあるが、ルーン占いそのものを書いているサイトは極めて少ないです。

RUNE とは、古代ゴート語で ”秘密、神秘、秘密の囁き、秘事、謎”を表します。すべての文字が直線から成り立っています。ルーン文字は、紀元前2世紀から紀元後2世紀の間に造られたと言われています。14世紀まで使われていて、ドイツでも6世紀くらいまで使われていたようです。

北欧の民族といったら、バイキングです。バイキングといったら、野蛮なイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし彼らは、神々の物語や詩などを尊重する芸術的な、宗教的な一面も持っていました。

ルーン文字を一般的に言えば「ヴァイキング達が用いた文字」ということができます。もう少し学問的に定義すると「北欧、イングランド及び部分的にドイツ、ポーランド、ロシア、ハンガリー、アイルランドで古代から中世前期までに用いられていた文字」ということになります。

バイキング(ゲルマン人)はキリスト教の影響を受けるまでは読み書きが出来なかったと書かれているのを見るが、それは極めて偏見であり、実際ちゃんと読み書きも出来ていたようです。バイキングは文化を持たない野蛮人ではないのです。彼らはルーン文字で文学作品を残さなかったが、それは文盲であったからではありません。

ルーン文字は北欧の巫女(シャーマン)にとって、秘儀(呪術)や占いの道具として使われていました。自分た ちの歴史や考えを記録するためのものではなく、神、自然、心や力を表すものとして使われていました。剣や腕輪に 刻むことによって、護符としての役割を果たしていたのです。要はアルファベットとは使用目的が違っていたんです 。たまたま、文章で使わなかっただけのことです。

ルーン文字は表音文字でありながら、同時に表意文字でもあり、それぞれの文字に意味を持っています。そして、その意味を知る事によってバイキングの一部を知る事が出来るでしょう。

占いは民族の心や自然、生活習慣や気候などがいっぱい詰まっています。バイキングの歴史や北欧神話を知 るとルーン占いの理解が深まります。ルーンとタロットは結構似ている要素があるので、タロットを知っている 人にとって、ルーン占いはとっつきやすいです。北欧神話とタロット両方知っている人にとってはなおさらです。

「1 バイキングとルーン」では、バイキンの歴史,生活や北欧神話について説明します。ルーンとバイキングは切っても切れない関係なのです。

「2 オーディンとルーン」では、ルーンの発明者であるオーディンについて紹介します。あわせて、ルーンと の関連性も書きました。オーディンは北欧神話で登場する重要な神です。

「3 現代とルーン」では、ルーン文字は現代や近代でどんな風に生きているのか、どんな風に使われているのかを紹介します。私たちの身の回りにも、ルーンは生きています。

「4 ルーン文字の意味〜6 リーディング」では、文字の意味や占い方について紹介します。「占うときの注意点やリーディング」については、タロットと共通しています。参照してください。「7 ルーン魔術」はルーン文字を使った、おまじないを紹介しています。私はあまり知らない(興味ない)ので、深入りしません。参考程度にしてください。

歴史は、本によってもサイトによっても、違うところがあります。ルーン文字自体謎が多い文字なんです。ですから、いろいろな解釈や説があります。他のサイトや本と違うところがあるかもしれません。「この説明が絶対だ」と鵜呑みにしないでください。

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