13 ブリーシングの首飾り

ある日の夜明け、フレイヤは虹の橋ビフレストを渡り、ミッドガルドの 方へ行った。フレイヤは、偶然下へ通じる細い小道を見つけ,中をどんどん進ん で行くと,4人の小人が一生懸命鍛冶をしていた。小人たちの名はアルフリッグ 、ドヴァリン、べーリング、グレール。彼らは黄金の首飾りを作っていて、そ の首飾りは非常に美しいものであった。美しい光がフレイヤの心を刺激した。 彼女は黄金の首飾りが大変欲しくなった。


フレイヤ
  「この首輪が欲しいわ。たくさんの金銀を払うから。」 

小人
  「これは売り物ではない。」

小人
  「それに金や銀もたくさん持っている。」

フレイヤ
  「それじゃあ、どうすればいいの?」


小人たちは円陣になって相談していた。しばらく時間が経った後、小人たちがフレイヤにこう言った。

「俺たちが欲しいのはあなただ。もしあなたが、俺達一人一人を一晩ずつ寝てくれるなら首輪を譲ろう。」

あんなかっこ悪い小人と夜を共にするなんて絶対いやと思った。しかし彼女は首飾りの美しさに負けてしまい、四人の小人の一夜の恋人になってしまった。

四夜が過ぎると彼女は首飾りをゲットしアースガルドに戻った。しかし、彼女の行動の一部始終をロキが見ていた。ロキは早速、オーディンにそのことを言った。

このことに怒ったオーディンはロキに首飾りをもってこいと頼む。しぶしぶ、ロキはセスニームル館に向かった。セスニームル館とはフレイヤの館である。

セスニームル館に入るのは簡単なことではない。ロキはハエに変身して、セスルームニルに侵入する所を探したが、中々見つからない。しかし、ロキは針の穴程の穴を発見した。なんとか侵入し、フレイヤから首飾りを盗んだ。

驚いたのはフレイヤだ。フレイヤはオーディンの所へ行った。


オーディン
  「お前は首飾りのために、小人と一緒に寝たのか!!」 

フレイヤ
  「とにかく、首飾りを返しなさいよ。」

オーディン
  「そんな破廉恥なこと良く出来るな。」

フレイヤ
  「そんなのどうでも良いでしょ。大したこと無いじゃない。」

オーディン
  「それじゃあ、人間に戦争を起こすように仕向けろ。そしたら、首輪を返してやる。」

フレイヤ
  「お安い御用です。すぐにでも。」(あっさりすぎるぞ)


こうしてフレイヤは首飾りを返してもらった。

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO