4 恋人、戦車、正義

■ 恋人:フレイヤ、フレイ

これは何と言ってもフレイヤです。

このカードの意味はその名のとおり 恋です。恋愛を占うとき、このカードの正位置が出たら熱いです。若者っぽい恋愛をかもし出しているカードです。肉体的要素も強いカードです。

しかし「恋人」を恋だけと解釈しては、解釈の幅が物凄く狭くなってしまいます。もう一つの意味は「二者択一」です。絵を見るとアダムとイブが裸で戯れていて、天には天使が居ます。天使は矢を放とうとしているところです。アダムとイブを相手、天使を自分と見るのです。逆位置で出たら「選択が裏目に出る」と読むこともできます。

松浦亜弥の「ねぇ〜?」が恋人の二者択一の本質を突いています。歌詞を見ればよく分ります。「セクシーとキュート、どっちが好き?」と言われてもなぁ・・・(知らない人は流してください。)

さてこのカードを北欧神話のキャラクターに当てはめると、私ならフレイヤを推薦します。ブリージングの髪飾りの話はご存知ですか?あの18禁の話です。

彼女は首飾りに目をくらみ、四人の小人の一夜の恋人になったのです。「プライドをとるか?首飾りをとるか?」 まさに二者択一です。しかも恋に関係あります。(この場合はやましいけど。)

他に考えられるのはフレイです。フレイは自分の剣と引き換えに、女巨人ゲルドを嫁にしました。フレイはシャイな野郎で、告白を召使のスキールニルに頼んだのです。しかし二者択一色が強いのはフレイヤなので、フレイヤをプッシュします。

■ 戦車:トール、オーディン&ヴィリ&ヴェー

意味は皇帝と似ていますが、皇帝よりも猪突猛進なニュアンスがあります。正位置でも、状況によっては悪い意味になることもあります。よく言えば積極的、悪く言えば無鉄砲。皇帝よりもワイルドな感じがします。

 恋愛でこのカードが出ると、「積極的にアタックしろ。」「先導的な彼氏」と読めます。逆位置なら、「無鉄砲さが裏目に出る」「少し落ち着いたほうが良い」など。

真っ先に思い浮かぶのはトールです。性格もピッタリですし、トールは二頭の山羊を引いた車に乗っていますし。カードを見ても、いかにもトールっぽいです。

さてもう一つ、こういう考えもあります。それは「オーディン+ヴィリ+ヴェー」です。このカードは「征服者」と呼ばれることもあります。

オーディン&ヴィリ&ヴェーは巨人ユミルを殺しました。そしてこれ以降、生き残った巨人とその子孫は、偏狭の地ヨーツンヘイムに住まわされます。彼ら三人が征服者なのです。

■ 正義:バルドル、トール

イメージ先行で言えば、バルドルですね。バルドルは司法神で彼の判決にいちゃもんをつける奴はいないですから。

正義は別名「裁判の女神」と呼ばれています。カードを見ると、天秤を持っています。

このカードが出ると、「正義感が強い」とか「調和が取れている」とか色々読めます。人にもよるのですが、このカードは固いイメージがあります。逆位置だと、「正義感が強いのが裏目に出る」「バランスが崩れる」「固すぎる」と読めます。

天秤を注目すると、バルドルと読むこともできますが、トールと読むこともできます。トールのおかげで、神や人間の世界は平和になっています。なぜならトールは巨人を倒すことが多いから。巨人が神の世界を襲ってきたら大変です。かなり無理がありますが、ミョルニル(ハンマー)の形が微妙に天秤に似ています。(左右対称だけかもしれないが・・・。)

このカードはかなり難しい。なぜなら善悪がハッキリしているカードだから。まぁタロットはキリスト教の影響をバリバリ受けているから、しょうがないといえばしょうがないんですけどね。

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