3 女帝、皇帝、法王

■ 女帝:ロキ

これもかなり難しい。誰を選んで良いか分りません。フレイヤが正解のように見えるが、確かにそのような面もあります。女帝は愛情的な意味もありますからね。

しかしこのカードは、「出産、母親」という意味合いが強いカードでもあるのです。彼女は、恋愛の面は(それも結構やましい)熱いのに、結婚や出産と言った面は薄い感がします。

さてそれでは誰が女帝に相応しいのでしょう?これは難しいですが、ロキです。「えっ何で?大体ロキは野郎じゃないか?」と思う方もいるかもしれません。

しかしロキは子供を産んだことがあります。そうです、アースガルドの城壁を直したときです。ロキが雌馬に変身して、スレイプニルを産んだのは有名な話ですね。スレイプニルは素晴らしい馬です。そのレベルはトップクラスだといわれています。これだけでロキを女帝と決め付けるのは短絡的かもしれないが・・・。

他にアングルホザを女帝と考えるのも面白いです。ロキが夫だし、彼女は北欧神話の世界を大きく動かす三兄弟を産みましたしね。ただロキの場合と違って、悪い意味なんですけどね。

こう考えると、ロキ&アングロホザを「女教皇+女帝」に見立てるのも面白いかもしれません。 白い柱をロキ、黒い柱をアングロホザ、と見るのです。この二人は出産に関しては、二極を表しています。

3は三角形△を現し、意味するところは「天」です。そしてロキの名前の由来は、「ロフト(天)」ではないかと考えられています。

「ロフト付き」という言葉聞いたことありませんか?ロフト(天)は上にありますよね。そういえばクラスの女子が、「ロフトつきのアパートに住むのが夢。」と言った人が居たが、ロフトってどんな感じなんだろうな。一回体験してみたいような気もします。

■ 皇帝:ヘイムダル、トール

パワフルなカードです。このカードが出ると、「積極的,先導的,行動的」などの解釈をすることができます。部活で言うと、先輩や監督みたいなものかな。

もし逆位置なら、パワーがあることが裏目に出ます。カードのイメージも考慮すると、「亭主関白、無鉄砲、支配的」など色々考えられます。(女帝なら「かかあ天下」か・・)結婚問題にこのカードの逆位置が出たら、「父の反対が問題になっている。」と解釈することもできます。頑固な性格と読むこともできます。

このカードを北欧神話のカードに当てはめると、直感的にはトールが思い浮かびます。(あるいはチュール)トールは行動的だし、オーディンのように屈折した性格をしていないので、かなりうまい考えです。

しかし他にもこういう考えもあります。その答えはヘイムダルです。 「リーグの歌」によると、ヘイムダルは階級を定めた神です。奴隷、自由民、貴族の三階級です。(皇帝→階級色が強い→階級を定めた神はヘイムダル。)

4は四角□になり、 無限に広がる空間を表わします。またヘイムダルは千里眼でもあり、ギャランホルンという世界に響き渡る笛を持っています。(他にもオーディンののフリズスキャルヴという可能性もありますが・・・)

■ 法王:バルドル

これはバルドルでしょう。このカードは、「導師」「教皇」と呼ばれることもあります。

皇帝と似ているが、皇帝は「力」のニュアンスがあります。それに対して法王は、カリスマ性が強いです。精神的な統率力を表しています。奉仕者、相談者の姿で、悩み、迷いなどを取り除いてくれる人物です。このカードが出ると、「目上の人のアドバイスは聞いたほうが良い。」と解釈することができます。

となると、これに当てはまる神はバルドルです。バルドルは司法神で、彼が下した判決に文句をつける者はいません。カリスマ性も強く、全生物のアイドルでもあります。

宗教色の強いカードです。宗教のおかげで、精神的に救われることだってあります。人と人との関係がどんどん薄くなっている今日、宗教が重要な役割を果たしているかもしれません。ただこのカードは、倫理とかにしがみつきすぎて、融通が聞かないといった意味もあるのです。それは、良いことにもなるし、悪いことにもなります。

時として、法王は誤った道を教えたり、狂信的になることもあります。崇められるのが、慣れすぎると自分自身を見失うことだってあるのです。

他に考えられるのはフォルセティです。フォルセティはバルドルに血をひいていて、司法神です。しかし彼は分らないことが多すぎるので、ここでは考えません。

意外と面白い考えがウドガルド・ロキです。ウドガルド・ロキは、ウドガルドの統治者だし、肉体派のトールを魔法で騙したし。それならオーディンも法王か?

他には思い浮かびません。北欧神話自体、法王みたいなタイプのキャラクターは少ないしな・・・。

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