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１ タロットについて

ここではタロットについて簡単に触れます。（前回も触れたが。）タロットは前述したとおり、大アルカナと小アルカナの二種類に分かれます。大アルカナは22枚、小アルカナは56枚です。大アルカナの方が、小アルカナより意味が強いです。だから占うときは、小アルカナよりも大アルカナに重きを置いて読みます。

■ 大アルカナ

大アルカナは22枚で、一般にタロットというと、大アルカナ22枚を指します。名前のとおり非常に重要なカードです。精神、社会、心理、自然などがシンボル化されています。以下の22枚から成り立っています。

タロットの種類によっては、8の正義と11の力が入れ替わっているものもあります。愚者の位置は不定です。占い師になりたかったら、まずこの22枚の意味を理解しましょう。

■ 小アルカナ

小アルカナは56枚です。トランプの原型と言われています。カップ（聖杯）、コイン（金貨）、ワンド（棒）、スワード（剣）の四種類のマークか成り立っています。この四つのマークを単純化したのがトランプだと言われています。

一つのマークにつき、14枚のカードがあります。（14枚×4種＝56枚） 1〜10の数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの絵札があります。トランプではジャック、クイーン、キングの三種類の絵札がありますが、タロットでは四種類です。

■ 正位置と逆位置

タロットでは正位置と逆位置があります。（ただ、 逆位置がないタロットもある。）正位置とは自分に対し てカードがちゃんと正面に向いている状態で、逆位置と はカードが反対方向に向いている状態を指します。正位 置と逆位置とでは、カードの意味が変わります

また、「逆位置は正位置とは反対の意味だ」と思 う方もいるかもしれませんが、一概にそうとは言い切 れません。正位置と逆位置の関係は表裏 の関係でもあります。良いことも行きすぎると悪 いことになってしまいます。逆位置と正位置の関係は、以 下のようなパターンが考えられます。

• 逆位置の意味は、単純に正位置とは逆になる。
• 正位置は中庸な状態、逆位置は偏っている状態。
• 正位置のほうが逆位置よりパワーが強い。

たとえば、勇気というものが行き過ぎると、無鉄砲 になるし、行かなさ過ぎると、臆病になります。｢節制｣ も、行き過ぎると｢けち｣になるし、行かなさ過ぎると｢ 浪費家｣になります。

■ 占い方

占い方は簡単です。本やプロの占い師のサイト に行くと、「占う前には儀式を行え」とか、「カッ トは三回した方が良い」とか、めちゃくちゃうるさ いです。はっきりいってうざったいし、面倒です。

占い方はたった一言で事足ります。それは「よく混ぜ る→引く。」です。 とってもシンプルですね。カードの 混ぜ方にも数ページ使う本があるが、そんな必要は無いと 俺は思います。混ぜ方なんて好みです。（こんなことい ったら、プロの占い師に怒られるかも。）

カードを混ぜたら、カードを並べます。カードを 並べる作業をレイアウト（展開、スプレッド）と言いま す。レイアウトには色々あり、その数は星の数ほどあり ます。ケルト十字法、ヘキサグラム法、フォーカード、 ホロスコープ法などが有名です。その気になれば自分で 作ることもできます。

■ リーディング

カードを読み取る作業をリーディングといいま す。タロット占いの巧拙はリーディングにかかってい ます。本やサイトに載っているカードの意味を、その まま抜き出しても、無意味です。

まずは始めにいっておくと、本に載っている カードの意味を丸暗記するのは無意 味です。丸暗記は絶対いけません。「この カードは大体こんな意味なんだな」と大体の意味を 理解します。あとは状況に応じて、臨機応変に解釈 すれば良いのです。同じカードでも人や状況によっ て、意味が微妙に違います。