EU地域文化論レポート

学校(超理系の学校)の一般科目のレポートです。科目名は"EU地域文化論"。授業内容はヨーロッパの文化と歴史についてです。興味のある人にとってはめちゃくちゃ面白いです。ツボにはまると大変です。バイキングや北欧の話になると、つい真剣に聞いちゃいます。

この科目はテストが無く、レポート一本勝負です。レポートのお題は定まっていなく、以下の二つの条件を満たしていればokです。

たったこれだけです。お題は無いに等しいです。これを聞いたとき私 はニヤリとしました。私にとって、こっちのほうが好都合だから。

女教皇 「北欧神話やヴァイキングについて書いていいですか?」

先生 「もちろん両方ともokだ。ゲルマニズムについて書くなんて珍しいな。資料が少ないから、かなり難しいぞ。みんな、授業の内容やヘレニズムやヘブライズムについて書くからな。期待しているぞ。がんばれ。」

ヨーロッパに関係しているからって、「私のヨーロッパ旅 行記」や「猿岩石のヒッチハイクについて」などを書くのはng。 個 人的な要素が強いのはアウトです。(当たり前だ。)また「日本 神話とギリシャ神話の比較」のように、ヨーロッパ以外の要素が 混じっても当然okです。

またこの先生はレポートを見るときは、結構真剣に見るようです。し たがって人の文章をそのまんまパクるとスグにばれます。0点扱い になるようです。(先生の話によると。)

 これを参考にするのは良いけど、文章をそのままパク るのだけはやめてください。ましては「ゲルマニズムについ て書いたのは、いままで女教皇ぐらいだ。昔ちょっといたけ どな。」と先生が言ったから、パクるとスグにばれる可能盛 大。これをパクって不利益が生じても、責任はとりません 。(常識中の常識だ)

掲載した理由はいたって簡単で、北欧神話に関係あるから です。 ちなみにタイトルは「バイキングの生活と神話」。かな り甘い部分もあります。

■ はじめに

バイキング形式の料理は、今でも人気がある。 好きな物を好きな量だけ食べれる形式が魅力的であり、 大食いの人や食い溜めがきく人にとっては恩典であろう。 レストランやホテルでも、非常にポピュラーな形式である。

泊まったホテルの食事でバイキングがあると、私は思わず 胸を弾ましてしまう。好物がたくさん出たら、「これが 食べ放題か。ジャンジャン食うぞ。」と気合がはいる。

バイキングという言葉は、知らない人はあまりいないし、 今では「食べ放題形式の料理」という意味で使われている。

しかし、食べ放題のバイキングの元ネタである、バイキング (ヴィーキング)についてはあまり知られていない。バイキングについて 誤解している人も多いと思う。例えば、バイキングは海賊の一 種に過ぎないと早合点されることがある。

私も高専4年生の7月までは、「バイキング=海賊」という 等式を信じていた。バイキングという言葉自体が、 海賊の意味だと思っていた。

ひょんなことからギリシャ神話に興味 を持ち始める。神話に出てくるキャラクターや地名が、 ゲームや漫画,アニメに登場していることが多かったので、 ゲーム好きの私にとって神話はとっつきやすかった。

「ほかの神話も読んでみたいな」と思って、次に読んだのが 「北欧神話(ゲルマン神話)」である。ギリシャ神話や聖書とは違い、 殺伐とした印象があった。私は北欧神話の虜になり、もっと知りたく なった。北欧神話関連の本やホームページを片っ 端から読んだ。学校の図書館の希望図書で「北欧神話」の類の本 を5冊申請したことがあった。(ちなみに全部通った。)

北欧神話の神を信仰していた民族はバイキングであることも、 このときに知った。最初、私はバイキングは宗教なんてない 野蛮な奴らと思っていたが、この神話を読んでバイキング に対する誤解が崩壊した。

バイキングについてもっと調べたら、確かに彼らは海賊行為を していたが、それはほんの一面に過ぎないことが分かった。 彼らの活動範囲の広さ、造船技術や航海術の凄さには 驚いた。そして、高専4年生の1月10日、自分で北欧神話 のホームページまで立ち上げた。

EU地域文化論のレポートが、「EUと文化に関係している内容なら okです。」と聞いたとき、私はこのような背景があって迷わずバイキングの ことについて書く決心をした。

■ 目的

■ イントロダクション

八世紀から十二世紀にスカンジナビア地方に住んでいた民族を バイキングという。北ヨーロッパではヴィーキング、英語では バイキング(ヴァイキング)と呼ばれている。バイキングの 言葉の由来は、まだはっきりと分かっていない。

彼らの故郷である北ヨーロッパは、現在はノルウェー、スウェーデン 、デンマークの3つに別れている。北欧はフィヨルドと無数の島々が たくさんある。このような環境では、船が不可欠である。 造船技術が発達したのも、この地形のおかげである。北欧の 地理的特徴を列挙すると以下のようになる。

これらの地理的特徴はバイキングの生活や航海術、歴史に 影響したことは言うまでもない。また、神話やルーン文字にも、地理的 特徴がよく現れている部分がある。例えばルーン文字は全部で24種類 (ルーン占いは25種類)あるが、寒さを連想させる意味を 持った文字が2種類ある。is(意味:氷)とhagal(意味:ひょう) の二つである。厳しい気候であることが分かる一面でもある。

寒冷な気候は、彼らの歴史に影響したようである。 肥沃な大地を求めて、大西洋の島々へ侵略の手を伸ばした。

彼らの活動は多種にわたるが、その活動範囲の広いことに驚く。 例を挙げるとイングランドやアイルランド、ロシア、ローマ付近、グリ ーンランド、北アメリカなどが彼らの活動範囲であった。 北アメリカは1001年、レイブ・エリクスソンというバイキングがカナダの ニューファウンドランドに上陸した。コロンブスがアメリカを発見 する(1492年)より、500年ほど昔の話である。

絶対的な統治者を持たなかったのが、バイキングの歴史の特徴である。 北欧三国の基盤になった土地に、それぞれ王はいた。しかし、スカンジナビア を統一した帝王は現れなかった。

しかし11世紀はじめ、ヴァイキングの時代は終わりを告げる。 ノルウェー王ハラルド・ハルドラーダは、イングランド征服を行ったが 失敗した。同年、植民都市だったへーデビー(現在のドイツ) もポーランドからの部族によって壊滅した。14世紀頃に至っては、 形勢がすっかり逆転される。西欧諸国の経済力や軍事力には、 適わなくなった。

■ バイキングの生活

バイキングの階層は大きく分けて三つある。領主,族長(上流階級)、 農民,職人(中流階級)、奴隷(下層階級)の三つであった。農民や職人は、 ボンデ(自由人)とも呼ばれ、武器の所有権や参政権もあった。奴隷も努力 次第(働き次第)によっては自由民に昇格する事が出来た。

バイキングの社会では女性の権利がしっかりと確立されていた。 主婦は家の中では主役で、家を守っていた。男達は、海に出掛けて 中々もどらない事があり、このときに活躍するのが主婦であった。 彼女たちは家の中のあらゆる鍵を持っていて、家を守っていた。

子供は家の宝であったが、老人の扱いは非常に冷たい。 過酷な環境で行き続けることは簡単ではない。人を助けられないようなものは 生きる資格はないとされた。真っ先に犠牲になるのは老人であった。 労働源である若者を死なせるよりは、老人が死んだほうがマシだと いう思想がバイキングにはあったと思う。生きていくための 厳しい掟である。

ヴァイキングはロングハウスという家屋に住んでいたらしい。 いくつかの部屋に分割されていて、中央の広間には炉があった。 これが唯一の光源であり、暖房であった。中にはサウナ風呂の原型の ような蒸し風呂の部屋もあった。ロングハウスは丸太で構成されていて、 屋根は芝土でふいてある。

広間の両側には、腰をかけるくらいの高さの段があった。 昼間は椅子になり、夜はベッドになった。衣服は羊毛、布団は 狼の毛皮を使っていたらしい。

宴会の日になると、その家の主婦は召使いにテーブルを 整えさせ、床には麦わらを広げる(いわゆるカーペットみたいなもの)。 ご馳走はビールはもちろんのこと、肉,魚,ハム,ソーセージなど が用意された。

日本では酒を飲むとき、「一気、一気」「粗暴、粗暴」と 言う掛け声(一気コール)によって、酒席が盛り上がっている光景を見 かけるが、バイキングにも一気コールがあったらしい。バイキングの 酒杯は角の杯であった。鹿の角がメインであったらしい。この酒杯は 先端がとがっていて、酒を入れると下に置けなくなる。(重心が偏ってしまうから) 注がれた酒は「スコール」という掛け声と共に、一気飲みしなければ ならなかった。

バイキングの葬式について話すと、死体といけにえ、副葬品(死んだ人に とって大切な宝物など。剣、首飾りとか。)を船に乗せて、火をつけて海 に出した。この方法は、金持ちの人がやった方法である。 北欧神話でもバ ルドルが死んだとき、このような方法で葬式を行った。一般人は、船 の形を象った墓に、死体や埋葬品を埋めていた。このような墓 を「船墓」と呼ぶ。

船乗りたちが海に出るのは夏の間だけであった。冬が過ぎ、 4月になると略奪遠征成功の儀式を行う。儀式には、 彼らの神々に犠牲をささげる習慣があった。

バイキングの神といえば北欧神話で登場するオーディンや トール、フレイ、フレイヤ、バルドル、ロキなどである。 彼らは特にトールを信仰していたらしい。北欧の聖所であるウプサラの 神殿には三人の神が祭られていた。中央にトール、両脇にオーディンとフレイが 祭られている。バイキングにとって重要な神はトールであることが 読み取れる。

北欧神話の神々にはそれぞれ神官が任命されていて、彼らの仲介によって 犠牲をささげる。その犠牲は、数種類の動物で人間も含まれる。これを9体 殺して、神殿近くの樫の木に吊るす。犠牲の血によって、神と交信するので ある。

非常に野蛮な風習であるが、彼らは自分の神々の物語や詩を 尊重している芸術的な一面もあったと思う。北欧神話が今でも生きている のは、彼らの芸術性や信仰が高かったことを表しているのではないか。

■ 航海術

船出すると、当分の間船上生活をしなくてはならない。 食べ物は干し魚や干し肉、パンなどがメインであった。船が 木造だから火を使うのは言語道断である。しかし、大きな鍋を 船に積んでいたらしい。上陸した先でスープや煮物を作るためで ある。生きてゆくには欠かせない水は、大きな樽や皮袋に 詰めて運んだ。

夜になると、船を岸に近づけて停泊する。野宿用のベッドや 寝袋を用意して一夜を明かした。船の上は吹きさらしで寒いので、 一人で寝るのはとんでもないことである。皮の寝袋は主に二人用あるいは 三人用で、お互いに抱き合って眠ったらしい。

彼らの活動範囲はとても広い。植民者や戦士、商人として 当時知られていた世界のほとんど全てに足を運んでいた。カスピ海に向けて ロシアに進出したり、ジブラルタル海峡から地中海に出てイタリア、 エジプト、エルサレムまで足を運んだ。内陸の遠征では、中国から やってくる隊商に出会うこともあった。

北の海を渡りアイスランドやグリーンランド、北アメリカ まで発見した。

これほどの遠路を航海するのは造船技術はもちろんの事 高度な航海術が必要である。はじめは渡り鳥の飛行パターンから を見て、陸地を割り出していた。渡り鳥が海に消えてゆくということは、 その先には必ず陸がある。そのうち、渡り鳥ばかり頼るわけにも いかなくなり、星(北極星)を見て現在地を確認した。しかし北 欧には、白夜という厄介な現象があった。そのために星を見る事が 出来ないときがあった。ましては航海は夏に行われるので、北欧では いつまでたっても日が沈まなかった。

そこで彼らは、太陽の高度を頼りにして航海した。 「ハーフホイール」という測定器具を使って、太陽の高度を測定 した。船長や船員が、星や太陽の事を良く知っていたわけでは なく、ケントマント(賢者)と呼ばれる天文や測定に精通して いるパートナーが同乗していたらしい。

バイキングの船(バイキング・シップ)は大きく分けて 二通りの形があった。ひとつは「ロング・シップ」で、もうひとつは 「クナル」であった。

ロングシップは船の底が浅く作られていたので、 水深が浅いところでも入り込みやすく、これにより襲撃や退却が迅 速に出来た。(ロングシップは喫水が小さく、浅瀬の侵入を可能にした。) 長期の航海のために建造されたものではなかった。

クナルは、ロングシップとは対称的で容積が大きく、貿易や長旅に 使われた。両者とも甲板はなく、舷側は二枚張りになっていた。大きい帆と 人力による櫂で動かしていた。 

バイキング・シップは木造なので出土品はかなり少ない。例を挙げると、 下のようなものがある。これらの説明はレポートでは省略する。

  1. チューネ・シップ(1867)
  2. ゴックスタッド・シップ(1880)
  3. オーセベリー・シップ(1904)

ロングシップは急襲するには絶好の船であった。敵地を 襲撃するには船を浜に乗り上げなくてはならない。ロングシップは 船底が浅く作られていたため、これが可能だった。攻撃および 退却するための、スタートダッシュも非常に速い。

戦士たちは人を殺し、金品を奪い捕虜を作った。西ヨーロッパ諸国や アイルランドに侵入して、そこで住民を奴隷にして定住した。 定住先は軍事基地にもなった。中でも最も恐れられた戦士はバーサーカー (狂戦士、ベルセルク)であった。古代ノルド語で「熊のシャツ」 という意味である。ベニテングタケを常食していたらしく、いつも 幻覚を見ていたという。幻覚によって、何も恐れないようになるらしい。

■ バイキングの活動地域

バイキングは西ヨーロッパではノルマン、つまり北方人と 呼ばれていた。スカンジナビア三国を本拠にして、各地で 略奪、侵略、交易、植民を試みた。航海ルートは大きく分けて 四つある。

1.北方ルート

ノルウェーからシェトランド諸島に向かい、フェロエ諸島を経て、 その後アイスランド→グリーンランド→北アメリカまで行った。

2.西方ルート

シェトランド諸島から、西南に曲がり西方諸島を経て、 アイルランド東沿いに南下したもの。

3.南方ルート

デンマークから、ノルマンディー半島、フランス西岸、 イベリア半島を迂回して、ジブラルタル海峡を超えて地中海 南岸に向かい、シチリア島、北アメリカの海岸に一時的に 移住したもの。また、イングランドに定住したものも このグループに入る。

4.東方ルート

バルト海を横断して、フィンランド海岸やロシアに入る。そのあと、 ラドガで二手に分かれた。一方はカスピ海を経て、ペルシャ地方や カフカズ地方に達した。もう一方は、キエフ公国を建設し、 コンスタンティノープルを経て、シチリア島にも赴いたらしい。

各ルートごとにいろいろなドラマがあったが、ここでは省略する。 イングランドやアイルランドの侵略について書くだけでも、 相当な紙面を要する。それより、ここで注目したいのはバイキングの 活動の広さである。

以上四つのルートを合わせると、アレキサンダー帝国,サラセン文化圏, モンゴル帝国などの範囲を超えるものがある。その期間は8世紀から11世紀 はじめにかけてである。こんなに広い範囲で活動しているのだから、世界史は ともかくヨーロッパ史から、バイキングの活動を完全無視するのであれば、 それはあまりにも大きな損失である。バイキングの活動は西洋史、中世史に 興味のある者、ヨーロッパの成立を議論する者にとって、絶対に見逃す ことはできないはずである。バイキング=海賊と簡単に扱うのは、 あまりにもお粗末ではないか。

■ バイキングの神話

北欧神話の具体例は省略する。参考文献で 、いくつか北欧神話に関する本を紹介する。北欧神話を読むと、彼らの文化や 思想、生活環境が間接的に分かる。

バイキングの歴史や習慣、宗教はすべて口頭で伝えられた。北欧人や アイスランド人はバイキングの時代が終わっても、先祖たちの武勇伝や 民話、神話を子供に伝えた。それらの神話や伝説、武勇伝をアリ・ソルギリスソン (1067〜1148)がまとめた。それはサガ(saga)と呼ばれた。

サガと並んで名高いのはエッダである。スノリ(1178〜1241)が著したものである。現在、 北欧神話というとこの「スノリのエッダ」を指すことが多い。このエッダは 1223年に完成したらしい。

しかし、スノリは熱心なキリスト教信者であったため、エッダは信憑性や 正確性には書ける。キリスト教的な思想が混じっている可能性がある から。実際、北欧神話を紐解いてもそのような兆候がいくつか見られる。 (例:バルドルの死)サガにもいくばくかキリスト教の要素が混じっているものがある。 (そうでないのもある。)しかし、これらの書物はバイキングの精神がたくさん詰まって いるので、大いに参考になるし、また重要な資料でもある。北欧神話を読む時や バイキングの歴史を観察するとき、「キリスト教」は重要な言葉になる。

発掘品は貴重な情報を与えるが、その数は非常に少ない。 バイキング船は木造であるし、ルーン文字も木や石で彫られるためのもの でしかなかった。

■ 今でも生きているバイキング

最後に現在ではどのように北欧神話やバイキングの歴史が残っているかを 書く。はじめはたいしたないだろうと思っていたが、それは大きな間違い であった。

例えば、英語の火曜日〜木曜日までは北洋神話の神にちなんだものである。7個 中4個が北欧神話に関与しているのだから驚嘆する。

キリスト教の代名詞のひとつであるクリスマス。クリスマスに使われる、 クリスマスツリーは、19世紀にドイツから移入されたものであるが、 その期限をたどると北欧神話時代まで行く。前述したとおり、バイキングの 儀式では、樫の木にいけにえを吊るす習慣があった。樫の木はオーディン の聖木であった。クリスマスツリーの飾り物は、人間や動物 (いけにえの対象物)の名残であるらしい。ケルトでも、樫の木は 神聖なものとされていたがその関連性はここでは書かない。

ジャックと豆の木という話も北欧から伝えられたものである。 巨人殺しのジャックも系統はほとんど同じである。

ルーン文字を使った占いもある。ルーン文字は神秘的なため好きな人 は好きだが、一般の人にはあまり知られていないのが現状である。 今ひとつ日本では、なじみが薄いと思う。

ルーン文字は、アクセサリーとしても人気がある。お 守りみたいな、役目を果たしている。神秘的なところが人気の秘 訣であろうか?

ゲームでもよくルーンという言葉が使われていて、特に ファイナルファンタジーでは「ルーンナイト」「ルーンブレイド」 「ルーンアクス」「ルーンの腕輪」など北欧神話ネタが満載である。 神話や占いなどを考えながら、ゲームをやってみるのも面白いかも しれない。また「ヴァルキリープロファイル」のように、北欧神話を 基にしているゲームもあるし、「大航海時代」のようにバイキングの生活を 基にしているゲームもある。

会社のネーミングでも使われることもある。北欧神話とは関係ないが、 松下電器の松下は、ゾロアスター教の主神「アフラ・マズダ」から来ている。 日本ゼオンのゼオンもギリシャ神話の神「ガイヤ」から来ている。

世界に特にヨーロッパに多大な影響を与え、現在でもいろ いろな形で残っているバイキングの歴史や習慣。バイキングを単に 海賊と片付けてはならないと思う。繰り返し言う。バイキングは 単なる海賊ではない、それは彼らの一面に過ぎない。バイキン グは人類の貴重な遺産のひとつと数えなくてはならぬ。

■ 参考

・ シブサワ・コウ編 『爆笑北欧神話』 褐栄 1995

・ 山室 静香著 『北欧の神話』 筑摩書房 1982

・ 鏡 リュウジ著 『神聖ルーンタロット占術』 学研 2000

・ 荒 正人著 『ヴァイキング 世界史を変えた海の戦士』 中央公論社 1968

・ ホームページ『女教皇の聖壇』、管理者:女教皇

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